IS〜Phantom operator〜IS長編

□合同授業
1ページ/5ページ

「専用機持ちは織斑、オルコット、デュノア、ボーデヴィッヒ、凰、獅子神だな。では、6・7人のグループになって実習を行う。各グループリーダーは専用機持ちやること。いいな?では、分かれろ」
そう言うと、シャルルと一夏の所に2クラス分の女子が集まった。
「この馬鹿者どもが………。出席番号順に一人ずつ各グループに入れ!順番はさっき言った通り。次にもたつくようなら今日はISを背負ってグラウンド百週させるからな!」
その言葉を聞き、シャルルと一夏に集まっていた女子が蜘蛛の子を散らすがごとく移動し、二分と関わらず出来上がった。
ちなみに、各グループの様子はと言うと…
一夏・シャルル グループ内の女生徒に言い寄られて、対処に困っており
セシリアは先程のボロ負けが響いているのか、女生徒達は呆れている雰囲気が漂っており、
鈴音はその性格故か、割と和気藹々としていた。
ラウラのグループに関しては、誰もが俯き押し黙り…そして、ディアスのグループはというと…
「…はぁ…なんで…出してしまったんだろ…」
「先生〜…獅子神君がなんだか使えなさそうです…」
両膝を付いて、真っ暗な雰囲気で落ち込んでいた。
「…ちょっと待っていろ…」
そう言うと、千冬はディアスの頭の直ぐ傍に移動し…
スッパーーーーーーン!!
「ぐぎゃーーー!!」
「何時までも落ち込んでいるんじゃない馬鹿者」
落ち込むディアスの頭に出席簿を落とせば、あまりの痛さにもんどり打つディアスを放置して、千冬は立ち去った。
「ええと、いいですかーみなさん。これから訓練機を一班一体取りに来て下さい。数は『打鉄』が三機、『リヴァイヴ』が三機です。好きな方を班で決めてくださいね。あ、早いもの勝ちですよー」
そう言う山田先生の胸に一夏が見とれていれば…
「いてっ!!」
何者かによって足を踏まれて、痛みで叫んだ。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ