みず玉(3)

□トリップ40
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・・・え



・・・・え?









えっ!?





泥「・・・・」


蠍「・・・」


鳶「・・・・」


「・・・」





リビングに流れる沈黙











・・・さ、さっきの


完全に見られたよね






トビとキスしてるとこ・・・












蠍「・・・で、どういうわけなんだ?」


サソリが口を開いた



「・・・いや、・・・あの」


蠍「・・・・」


「え、ええと・・・」


泥「・・・・」






うん



無理この空気!!!











鳶(・・・余計なとこを見られたな)




「・・・だ、だから」


蠍「だから?」





ま、まじでやめてくんないかな


なんて言えばいいわけ?


トビは何も言ってくれないし、デイダラは目も合わせてくれないし・・・







「・・・事故です」


蠍「・・・事故?」


「は、はい」


蠍「クッ さっきのが事故だって言うのか?」


う・・・
我ながらすごい事を・・・



蠍「トビ、本当か?」


鳶「狽ヲ? ほ、ほんとうっすよ!?」


蠍「・・・・」


鳶「・・・へ、へへ」



・・・演技ヘタ

いや、あたしもだけど




蠍「・・・チッ 部屋に戻る」


「え、まっ・・・」






サソリとデイダラはリビングを出て行ってしまった







「・・・あ」


鳶「・・・・」


「・・・・」


鳶「・・・あ、あのー あゆるちゃーん?」


「・・・・ト」


鳶「と?」


「トビさんのせいですよっ!?」


鳶「狽チ!?」


「い、いきなりキ・・・キスするからっ」


鳶「あ、アハハ」


「アハハじゃないですよっ」


鳶「したくなったんだからしょうがないだろ」


「・・・」


鳶「な、なんだその目は」


「急にオビトさんにならないでください

・・・とにかく、あまり人がいないときはトビさんに近づきませんからっ」


鳶「狽ヲぇっ!? ちょっ・・・」





ガチャッ バタンッ




あゆるはリビングを出て行ってしまった








鳶「・・・・・チッ」


飛「グガー・・・グガー『ゴツッ』っっテェッ?!?!?!」



トビはのんきに寝ている飛段を思いっきり殴っていた
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