モンスターバンド

□第三章 〜暑っ!〜
1ページ/14ページ

強烈な日差しが、辺り一帯を照り付ける。
目の前に広がるのは砂だけだった。




普通の生物達にとって、この砂原で生態系を築き上げるにはあまりにも厳しい。
非常に枯渇したここの土壌は、植物の繁栄させる余地を与えず、保有している水分はゼロに近いからだ。
それだけでは無い。
木々が存在しない砂原の気温は、太陽活動に簡単に左右される。
日中は灼熱。
夜間は極寒。
相反する二つの気候が昼夜で簡単に入れ替わる砂原は、何人をも拒む過酷な地だった。

しかし、この砂原にも、生命が全く存在していない訳ではない。
厳しい環境に耐え抜く為、独自の進化を遂げたモンスター達がこの砂原を支配してい
ナルガ「長ぇんだよ!暑いんだからさっさと終わらせろ!」



あ、長いですか?


ナルガ「あたりまえだろ!こっちはさっきから暑いのを我慢してずーーっと待ってんだ! そんなことも考えずベラベラベラベラ喋りやがって!俺を干物にする気か!」
いや、でもちゃんと説明しないと読者に伝わらないし...
レウス「いやーもういいんじゃないの?」
レウスさん...
レウス「今までの説明で砂原がどういう場所かは十分伝わったよ。 あと地の文さんが言いたいのは『でもこんな厳しい場所でもモンスターはたくさんいるんですよー』ってことで しょ?」
あ、はい、そうです。
レウス「じゃあ後はオレらが適当に説明しとくからさ。とりあえず地の文さんはもう下がっていいよ」
あ、じゃあ、そういうことなら、分かりましたー。失礼しまーす。
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ