モンスターバンド

□第一章 〜バンド、始めます〜
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月明かりが、島を照らしていた。

ここは、モガの村から程近い孤島。 豊かな自然が織り成す数々の芸術と、全ての者に等しく分け与える恵みがこの島だけで無く近隣の村や港を潤していた。
同時に、恵みの全てを手に入れんとするモンスターたちが、日々命の奪い合いを繰り広げる様は、圧巻の一言だった。

そんな孤島も、今は夜。 日中の激闘で傷を負ったモンスターたちが、疲れを癒し、また明日の激闘に備える為に休眠していた。
モンスターたちだけでは無い。 草木が、鳥が、自然が、皆目を閉じ体を休めていた。

全てが眠る孤島は、安らぎと無音に包まれ、島中央部の滝壺から流れ落ちる水の音のみが島にこだましていた。

そんな中、闇に蠢く姿がひとつ....



ナルガクルガ「あぁ〜!暇だあぁ〜!」
ナルガ「今日起きたの2時だからなぁ〜。目が冴えちまって眠れねぇよ! やること無いしどうすっかなぁ...
ジャギィ達んとこでもいくか(^-^)」
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