04/18の日記

12:04
【銀魂】神楽の兄で神威の弟
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地球に出稼ぎに来て、早数年。
なんか最近、実家に送った仕送りが帰ってきます。

「ヤバくない!?ヤバくない!?もしかして引越したとか!?僕にも教えてよ!!」

「うるせえぞ、餓鬼」

「いてっ!」

固い煙管で頭を叩かれる。いやあそんなに痛くないけどね、こう、反射的に言っちゃうってか。
目の前で書状書いてるオッサンは無視して、屋敷の庭を眺める。
いー天気だから走り回りたい。走り回って屋敷半壊させてみたい。
オッサン秘蔵の壺割るとかいいヨネ!

「おい餓鬼。てめえちったぁ笑えねえのか?」

「笑ってるじゃん、オッサン。ハッハッハ」

「声だけだろーがアアアア!!」

このオッサンは僕の表情が変わらないのがそんなに気に入らないらしい。
確かに兄貴と妹の表情筋はめっちゃ柔らかいのに僕の表情筋は鋼鉄だ。鋼鉄ぐらいならぶち破れるけど。
別に気にしなくてもいいのにねえ?ほら、僕ってば心と言動はめっちゃ明るいから。
兄貴みたいに物騒なこと言わないしぃー?

「ったくよォ…んでこんなの拾っちまったんだ俺ァ」

「感謝してるぜぇとっつぁん」

「似てねーからル〇ンの真似はやめやがれ」

地球に出稼ぎにやってきた俺を待ってたのは、それはそれはお腹真っ暗お先真っ暗みたいな人間ばっか。
どこから嗅ぎつけたのかは知らないけど、死にたくなかったら味方になれーとかふざけてるっしょ。
でもそんな人間たちでも傷つけるのが嫌で逃げ回ってた僕を匿ってくれたのがこのオッサンだった。
歌舞伎町に住んでるヤクザの端くれで、歌舞伎町四天王の1人・次郎長の兄弟分。
しかもそれでお飾りでも権力ある将軍サマの悪友ときた。
そらぁ人間どもは手を引くって。

「おい神流。使いだ、歌舞伎町のお登勢のババアのとこまでこれ持っててくれや」

「用心棒を飛脚代わりにするヤクザ聞いたことないんだけど、ジジイ」

「誰がジジイだ誰が!俺ァまだ現役だアホタレ!!」

論点そこじゃないんだけど。
ていうか兄弟分の次郎長が引退したんでしょ?
ならオッサンも早く引退すりゃあいいのに。
引退しても用心棒でいてあげるからさ。

とりあえず、お使いこなすかぁ。
あ、お駄賃せびらなきゃ。










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そして妹と再会するのです。

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