01/16の日記

21:40
【犬僕→進撃】先祖返り組が巨人駆逐
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「暗闇に置き去り……そして迫り来る敵の大軍!なかなかのドS!!」


自分たちを食おうと手を伸ばしてくる巨人を一瞥し、何故だか興奮している幼馴染みを嫌悪と侮蔑を込めた目で見る。
だけれども悲しいかな、幼馴染みはそんな目にすら興奮する。

俺はドSでも何でもない、ノーマルだ。

悦いぞ悦いぞーなんて巫山戯たことを抜かしてる幼馴染みは放置で塔の下を見る。
本来ならば活動しない時間に活動している巨人は、明らかにおかしい。

それは他のメンバーも判っているようで、神妙な顔で立っている。
頼るべき上官は既に息絶え、自分たちは武装もしていない。
全滅するのは時間の問題だろうな。


「…………××とカゲロウって、妙に落ち着いてるね」

「ん?それ程でもないぞ。こう見えて焦っている」


嘘つけ。微塵もんなこと思ってないクセに。
ここで口を挟めば面倒なことになるので心の中で留めておく。

というか、今のは俺にも言ったんだよな?
相変わらず自分の名前が聞き取れないせいで色々と面倒だ。面倒事は嫌いなのに。

何の因果か呪いなのか、俺は自分の名前が聞き取れない。
ちゃんと発音している、されている。音として耳に入ってきている筈なのに何故か脳に伝わらない。

これから、どうするのか。
残夏が本拠地にいるから今の状況というものは、味方には伝わってるだろう。

どうすべきかは、味方が援軍に来るまで如何に生き延びるか。
…………武器がない今、やれることは1つしかない。


「××、出来るか」


誰に聞いてんだ、このドS変態野郎。
準備はいつでもできてる。


「ライナー、ベルトルト、クリスタ、ユミル、コニー。今からすることは他言無用だ」

「な、何をするの……?」


クリスタが不安げに蜻蛉に対して聞いた。
蜻蛉はそれに不敵に笑って答える。


「安心しろ」


人間の姿から自分を解放して、さあ、駆逐しよう。








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主人公も先祖返り組。



☆コメント☆
[あし] 03-22 11:15 削除
gj!!

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