迷い道〜復活〜

□相性
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in応接室


あおいは書類の片付け、雲雀は今後の委員会の予定把握とハンコを押していた。



それにしても疲れましたねー。
眠くなってきましたー。

『委員長ー。これ終わったら仕事もう無いんですかー?』

溜まらず聞いてみる。何時もはこの時間はどの教科でも屋上で寝ているから眠たくて仕方がない。


雲「そうだね。 まだ少しあるかな。」


え"ー。マジですかー。 もう眠くて仕方ないのですがねー。仕事なんて爆発しろー。


チラリと時計を見てみる。
5:42。 あ、寝たい。


でもまぁ。寝たらおそらくトンファーの餌食にされますので流石に辞めておきましょうかー。



その時雲雀は、昨日彼女は誰と見間違えたのだろうと疑問に思っていた。

雲「そういえば、あおい…。」


続きを言おうと思ったが、彼女は

『すーー。』←てか、さっき寝るのはやめようって言ったのにw

当たり前のように寝ていた。








ブチッ









雲雀の何かがきれた。


すかさず雲雀はあおいにトンファーを投げつける。


いきなりの殺気にあおいは少々驚いた様に目を開けて避ける。


『せっかく寝ていたのにー。邪魔はしないで頂きたいのですがー。』

無表情と焦りの無い声。
おそらく一般人では悲鳴を上げて逃げるか気絶するか。その様な殺気の量なのに焦り一つ見せていない。


だが、それが雲雀が嫌いだったのだ。

雲「僕の前で堂々と寝るなんていい度胸してるね。」


『では委員長がいらっしゃらない時にはいいとー?』


雲「理不尽が好きなんだね君は。」


と言ってトンファーで殴ろうとするが、ギリギリの処でしゃがんで避けられ雲雀が座っていた椅子の後ろの窓に着地する。





『一応僕は女なのですがー。貴方には関係が無いようですねー。』


もう一度、雲雀はあおいにトンファーを喰らわせようとしたが、その窓から飛び降りようといた。

雲「!死ぬ気かい?」

ここは三階だ。


『こんな処で死にたくはありませんよー。』

と言って本当に飛び降りた。


咄嗟に雲雀は窓の下を見る。
あおいは綺麗に着地していた。

雲「へぇ。」

雲雀の口角が上がる。否、上がってしまう。やはり港海あおいは面白い、と。
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