BL置場

□下手くそ。
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「……な?伊月、そろそろ良いだろ?」

「そろそろ?って何が?つーか日向、早く着替えろって、帰れねーじゃん」

「あ、悪ぃ悪ぃ……で、キスしよーぜ?」

「は…………」

「だってよ!付き合ってもう半年だぞ!?手繋ぐだけとか…マジ拷問だって!」

「い、や…いやいやいやいや!」

「………んだよー、そんなに俺とすんの嫌かよ」

「そ、ゆわけじゃなくて…だな」

「…じゃあ、何?」

「いやッ…その…今ひゅ…が、半裸…だし」

「ッ確かに、そ、だな……やっぱお前エロいな伊月」

「エロくねーし!」

「いーや、エロいね」

「じゃあ伊月、キスで止められんの?」

「ったり前だろ!」

「じゃあ…やってみよっか?」

「は、ここ…で……?」

「じゃあ俊…行くぞ」

「ッ!名、前とか……んっ…ん…………………………んんんんんーッ!」


何コイツ!


離れろ離れろとドンドン日向を殴る


「ゲホッ…伊月…ちょっとは手加減しろって」

「下手くそ!下手くそ日向!息出来ねえよ!下手くそ!」

「…………あ?」

「あ………」


ヤバい、この状態の日向はヤバい


「伊月…正座して待ってて」

ニカッと良い笑顔
この笑顔に逆らえない俺


「…はい」

「下半身が苦しくて正座出来ねえ?」

「出来るって……日向変態」

「…待ってろ伊月、すぐに立てなくなるようにしてやるから」

「変態変態変態!」

「……決めた、家帰るまで待つって決めてたんだがなー…今襲う」

「は!?」

「なら着替えなくても良いよな?」

「いやいやいやいやここ部室だろ!」

「俺は主将だから良いの」

「ちょっ…ひゅ、が」


やんわりと押し倒されて
どれだけ憎まれ口を叩いていても俺は日向が好きだ
抵抗しようとする手に力が入らないのも当たり前で
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