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□君がそれを望むなら
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「テツヤ、言っただろう。僕に逆らう奴は親でも殺す」
彼は僕を壁に押し付けて首を締め付ける
「あ、かっしく ん」
苦しい
痛い
息ができない
彼は綺麗な笑顔を浮かべて
「テツヤはずっと僕の傍にいるんだ。離れるなんて許さないよ」
そう言った
いつもの絶対的支配者の様な雰囲気で
しかしどこか脆く儚く今にも消えてしまいそうな声で
彼は才能もなにもなくドリブルもシュートもなにもできなかった僕にバスケットプレイヤーとして生きる道を与えてくれた
彼は僕に光をくれた
彼は僕に仲間をくれた
だから
「君が そ れを望むな、ら僕は ずっと誰よ、りも君のそばにっいます」
君がそれを望むなら
「「好きだよ(です)、テツヤ(赤司君)」」
(たとえ狂った愛だとしても)