短編

□思い出作り
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『……総悟ー』



「何でィ」




『暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑い暑いあつ「うるさい」……暑いよーーーー!!』




「…はぁ、さっきから口を開けば暑い暑いって。

聞いてるこっちが暑苦しくなりまさァ」



『ねぇ、何で総悟はそんな涼しそうなんだよ。』




「ふっ、うらやましいだろィ。いい男は汗はかかないんでさァ」




『うわ、ドヤ顔だー』



「……そんなに暑けりゃ上着脱いだらいいだろィ」




それもそうか、と上着を脱ぐ。




そこで、思いつく



『ねぇ、今年の夏はさ。何かと忙しかったじゃん?だからさ思い出作ろうよ。スイカ割りしよう、決定ね』



すると、本当にどこから出したのか

目隠し、スイカ、木刀を取り出すかや。



「用意周到なこった。んじゃまず俺からやるぜ」








目隠しオッケー、スイカオッケー、土方オッケー


さあ、その木刀を振り上げて割ってみよう!!!



せーの!!
















死ね土方ァァアァァアァァアァァア



うおわっ!!!


てめっ、総悟いきなり何しやがる!!!





「ちっ、外れたか」




『あ、マヨ方さんじゃないですか、ちょうどスイカ割りをしてたんです』



「誰がマヨ方だ。…てかおかしいだろ!!何でスイカじゃ無くて俺狙ってんの!?」




「いやあ、やっぱこの夏一番の思い出は印象に残ったほうがいいんじゃないかと思いまして」





「印象に残るって何だ、スイカ割りで死者が出るってことか?おい」




『「いえっさーーー」』








「…上等だゴルアァァアァァアァァア
二人とも切腹だァァアァァア








そのあとマヨの如くねっちょり怒られたけど、一生の思い出が出来たのでよかったと思います。








…あれ、作文?









(はい、スイカ。さっき切ってきた)
(どーもでさァ。…甘ェな)
(ホントだ、甘いね。あ、土方さんもどうぞ)
(ああ、サンキュー)
(辛子とマスタードたっぷりかけときました)
(……てめぇ切腹だァァア!!!)

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