恋捜Novel
□いじめっ子君と私
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こうして室長の熱〜いおしおき( 何の? )は、深夜まで続き、寝不足…
で、今に至る、訳で…。
翼「泪さんっ!
ほらっ!
もう!起きてくーだーさーいーっっ!!」
うつ伏せで寝たまま動かない室長の手を引っ張ってベットから引きずり降ろそうと試みるが、がたいの良い彼を私が動かせる訳も無く、遅刻まで刻一刻と迫っている。
翼「泪さんっ!
もうっ!るーいーさーっん!!」
穂積「んーっ!
もうちょい……」
翼「駄目ですよ!!
遅刻ですよ!遅刻ーっ!!
先行っちゃいますよっ!?」
やっと室長が目を開けた。
穂積「……何時?」
翼「もうギリッギリ、もしくは遅刻です」
室長が渋々ベッドから出てシャワーへ向う。
翼「急いでくださいね〜」
穂積「あぁー…
待っとけ?
送ってやるから」
""待ってたらもれなく私も一緒に遅刻です…""
と思いながらも、室長が車の中で飲める様に持ち運び出来るタンブラーに珈琲を淹れたりしていた。
遅刻しそうだって言うのに、泪さんの部屋で一緒に迎える朝が、こんなにも幸せを感じる物かと、胸がキュウっと締め付けられる。
車に乗り込んだ後は、(警察官とは思えない)凄い速さで警視庁に到着し、なんとか遅刻は免れた。
翼「はぁ…っ!
死ぬかと思った…っ!」
穂積「おい、早く降りないと遅刻するぞ?」
翼「……っ?!?」
"" ソレ、あなたが言いますか…っ!""
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