木の葉学園伝
□女の子の日
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うう、、、最悪
サクラは朝、トイレの帰りにうなだれていた。
よりによって今夏最初の水泳の授業の日に生理がきてしまったのだ。
サクラの脳裏に昨日の帰りの光景が蘇る。
明日はプールだってば!楽しみだよねサクラちゃん
とはしゃぐナルトとフンと言いながらもまんざらでもなさそうなサスケ。
あの二人がスルーしてくれるといいんだけどなあ、、、
サクラは母親に欠席の判子を押してもらいプール用具を持たずに家をでた。
「おっはよーサクラちゃん」
「はよ、、、。」
という二人の手にはプール用具
「あれ?サクラちゃんプールの鞄は?」
とナルトからさっそく痛いツッコミを入れられる。
「えっと、その今日は私は泳がないの。」
なんで!?
と騒ぐナルトに思わず眉間を押さえる。
サスケもサスケでなんとなく腑に落ちない顔をしている。
「あんまり言いたくないけど、」
といい周りに聞こえないよう二人を寄せてそっと
生理なの
と告げる。
ナルトはえ?それってあの、股から血が垂れてくるやつ?と言い終わらないうちにサクラに殴られサスケはなんだかほっぺたを赤くし気まずそうにしている。
「おい、ウスラトンカチ。そういうことは騒ぐもんじゃない。」とサスケに言われナルトは申し訳なさそうに頭をかいた。
余計な事聞いて悪かったなとサスケはいいながら振り返ると一人スタスタ学校に向かって行った。
その日水泳の授業中一人見学するサクラにナルトばりにツッコむ男子達をナルトとサスケが黙らせていたのはまた別の話。
*Fin*