長編(パロ)

□幕間〜万年25歳達の悩み
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「あの子が本物の使い魔だったとはね〜。驚いて腰抜かすとこだったわよ」

「いるもんだな。喋る猫。やっぱり化け猫だな」

「そのうち変身したりして」

「まさか。……でも出来るのかな?」

「あの子も澪ちゃんを選ぶなんて見る目無いわね。私たちの方がいいご主人様になるのに」

「何がなんでも澪が良さそうだったな。一か月近く張り付いて。気付かない澪も澪だよ」

「澪ちゃんが来るたびに来てたわね」

「でもここに住むことになったんだから、私たちともかかわることになるだろ」

「そうね。むしろ澪ちゃんの方が私たちを捨てないか、心配だわ」

「協力は今後も見込めないな。自分たちで何とかするしかない。梓は協力してくれるかな」

「分からないけど、知識があるのは確かね」

「そうだな。あの首輪を見る限りなにかは知ってるだろうな」

「……先代は『私の力ではどうにもできない』と言ってたわね」

「彼女がダメならダメだと、あきらめていたけどこんなチャンスが来るとはな」

「……でも時間はたっぷりあるわ。ゆっくり考えましょ!久しぶりにセッションでもする?」

「いいね。澪もいればよかったのに。最近付き合い悪いなぁ」

「私たちの音楽が気に入らないとでも言うのかしら?でも今度学園祭に出るって言ってたわよ?」

「お忍びで見に行こうか?」

「怒るでしょうね。澪ちゃん」


山奥からヘビーメタルが聞こえてくる……。
またもや山奥の洋館に悪い評判が立つのも時間の問題。



→あとがき
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