夜空
□帰省
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「それじゃ、ミーティングは、ここまでだ。 大狼、ちょっと付き合ってくれないか」
解散！ 夜鷹はそう言うと空と会議室を後にした。
「はい！」
その夜鷹の後ろを忠実について行く空。 いつからそうなったのだろう。 夜鷹の背中を空が追いかける様になったのは。
「山形に帰省しても大したもてなしが出来る訳じゃないけど、一緒に来るか！？」
「良いんです。 俺、夜鷹さんのご家族に会えるなら」
「俺の家族の話は、この前にしたろ！？」
「してくれました。 優しくて良い両親なんですね」
「いや、フツーだと思うけどね。 俺はお前の両親に会ってみたいな」
「ふぇ！？ 俺の父さんと母さんですか―――そんな俺の所は…」
「はは、おあいこだな、大狼。 それじゃあ、山形に来いよ。 合わせてやるから驚くなよ」
「はい、喜んで！」
〈了〉
（20120815）