黒鉄

□七五三
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「良くな―――い! やっぱり今言った事は、忘れて!」
 ぶんぶんと、ヒロトは慌てて首を振った。
「男らしくないぞ、ヒロト」
 と、さゆり。
「そうだぞ、クロガネ」
 シドウもそれに加勢する。
「何で、僕ばっかり―――!!」
 ヒロトは、叫んだ。
 やっぱり、可愛いなんて言葉は、男には似合わないものなのかも知れない。






〈了〉
(20121109)
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