黒鉄

□おめでとう
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 シドウが自分に困惑していると、アオハルが途中から入って来た。
「何、赤くなっているんだ、トンガリの奴」
「判らない」
 ぶんぶんとヒロトは首を振る。
「そっか。 そう言や明日だっけ、ヒロトの誕生日」
「何で、お前がクロガネの誕生日を知っているんだ!?」
「俺の観察眼を侮るなよ、トンガリ」
 ヒロトの隣でバチバチ火花を飛ばせるシドウとアオハルにヒロトは、苦笑した。 相変わらず、二人はケンカばかりだ。
「「クロガネ(ヒロト)誕生日おめでとう」」
 我先にと、シドウとアオハルは、祝いの言葉を口にした。
「ありがとう、二人共」
 僕は、良い友達に恵まれて幸せだよ、とヒロトは思った。





 ハッピーバースディヒロト
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