黒鉄

□お前が好きだ
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「なぁ、ヒロト―――お前は、トンガリの事どう思う!?」
「どうって……ライバルかなぁ。 でも、良い奴だよ」
 俺は、一ヶ月遅れて学校に来たから(ケンカして停学になっていた)二人の距離がどうかなんて判んねぇ。 でも、ヒロトがトンガリに対して抱いてる感情に嫉妬してる。 友達にしては、近し過ぎやしないだろうか。「お前ら、付き合っているのか!?」
 一度思い切って聞いてみたらヒロトは、真っ赤になりながら否定した。
「何言ってるんだよ、アオハル!」
「悪ぃ」
 俺は、バツが悪かった。 自分で聞いておいて恥ずかしい。
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