黒鉄

□君だったんだ
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「何やってんだよ、ヒロト」
 アオハルだった。
「もう、ゴールだってのに根を挙げてんのか!?ダセーの」
「ホントだ」
 僕は、笑った。
「待ってよ」
 士道もアオハルも僕にとっては今は遥か高みの存在だ。僕はこれから先も一人前の剣士を目指していかなければならない。
 そして、僕は、士道の後を追った。本当のヒーローになる為に。
 士道、君に恥じない剣士として。







〈了〉
(20120228)
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