君と私

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ヨスガシティへ向かっていたシンジとルカ。

何故か変な迷路に引っかかった。




「妾への挑戦か?」

「いや、違うんじゃないか?」

「疑問で返すな。」

「あれ?シンジ?」




そこにサトシがやってきた。

走って近づいてこようとしたが途中溝があり、サトシは落ちそうになった。





「なんだ、繋がってなかったのかぁ。」





オニドリルが過ぎていった。

シンジは捕獲しようと身構える。





「おーい!シンジ!タケシとヒカリを見なかったか?」

「いや、知らん!」

「みんなどうしちゃったんだろう。まさか、この迷路のどっかで!」





サトシはマイナス思考で考えた。

ヒカリがイワークに捕まっているというものだ。





「大丈夫じゃないだろ!応援行くぞ!ピカチュウ。みんなを探すんだ!」

「(何か勘違いをしているのでは?)」





サトシは走っていってしまった。

シンジも場所を移動するようだ。





「ねぇ!?サトシとタケシ、見なかった!?」

「知らないな!」

「(不機嫌極まりないな。後が怖い。)ハァ。」

「聞くんじゃなかった。行こ!グレッグル?」




ヒカリは去っていった。

またシンジはオニドリルを捕まえる体勢に入るが。





「あ!おいシンジ!」

「(…そうだな、墓にはハクリューとカイリュー、とりあえずドラゴンポケモンの
人形や後は、コイツをお供え物としておいてもらおう。)」

「サトシとヒカリ、見なかったか?」

「(全員で同じことを聞いているな。)ハァ。」

「だから知らん!!」

「ハァ。(やはり火葬の方が妾としてはまだマシだ。)」





シンジとルカはその場を離れた。





「オニドリルはどうするんだ?」

「諦める。今は迷路を抜けることに専念しろ。」

「…この壁全て壊すか。」

「それはやめろ。こっちにまで被害が来る。」

「では、こちらだ。」

「…いや、こっちだな。」

「なぜそう思う?」

「お前がそっちを選んだからだ。」

「む、妾は傷ついた。」

「知らん。」

「……うわーーーん!妾は妾の道を行く!シンジなど知ったことか!」

「は?おい!待て!」




ルカは精神的なダメージを受けた。

泣いて逃亡。

逃亡先にはイワークがいた。

イワークが襲い掛かってきてルカに危険が迫りシンジはボールを取り出した。

だが。





「そこを退け!妾の邪魔をするなー!」

「……(キャラ崩壊してるぞ。というよりどうしたんだ?)おい!待て!」





ルカはあろうことか、拳でイワークを吹っ飛ばした。





「はぁ!?」

「こんな薄い壁など妾が壊してやる!」

「待て!早まるな!ってイワーク吹っ飛ばすとかどんな体してるんだ!?」




シンジは必死で追いかける。

見失ったら死を覚悟するくらいに。

ルカは壁を殴って壊しながら進んでいる。




「身が持たない!今すぐやめろ!」

「フライゴン!破壊光線!」

「馬鹿か!?」




シンジの叫びもむなしく進行方向には真っ直ぐと進みやすい道が出来ていた。

迷路なのに。
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