キミガタメ

□零話目
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ワカバタウンの研究所前。

一人の少女が立っていた。




「……。」




見ていると扉が開いた。




「どうしたんだい?きてたなら入ってくれたらよかったのに。」

「……。」

「アハハ…。」

「用件は…?」

「とりあえず中に入ってよ。」




少女は研究所の中に入った。




「ポケモンじいさんからメールが届いてね、[今度こそ本物ですぞ!]って。
だから、行ってくれないかな?」

「了解した。」




少女は研究所の窓の方へ行った。




「誰だ?」

「!?(ばれた!?)チッ。」

「君は誰だ!?」

「誰が教えるか。」

「りゅうのはどうとりゅうのいかり、どちらがいい。」

「……シルバー。」

「(いつの間に鬼になったんだ!?)」

「ウツギ、このシルバーとやらにポケモンを渡せ。」

「え、なんで!?」

「おそらく、ポケモンをもらいに来た。盗まれるのと
ポケモンをあげるのはどちらがいい?」

(シルバー&ウツギ)「鬼だ…。」

「選べ。」

「わかったから!ボールださないで!」

「……。早くしろ。」

「シルバーくんだったけ。ポケモンを選んでよ。」

「あぁ。……これにする。」




ワニノコだった。




「では、私は行く。」

「シルバー君、この子についていってくれないかな?
ボクとしてもかなり心配なんだ。」

「なんで俺が……。」

「頼むよ。」

「……はぁ。チッ。わかった。」

「ありがとう!旅に出すつもりでいるからそのときもよろしく!」

「はぁ?……ってやめろ!押すな!」




シルバーは外に出された。




「……チッ。おい!」

「?」

「お前、名前は?」

「……ルカ……。」

「行くぞ。別に、俺は頼まれただけだからな。勘違いするな。」

「あぁ。了解…した。」

「ふん。さっさとしろ。」

「……。了解した。」




こうして、物語は始まった。


end



(こいつ、意外と悪くないな。)

(所謂、ツンデレ、というものか?)

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