masterpiece

□5個目
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高杉がトリップしてから半月、やっと生活に少し慣れたという日だった。

その日は土曜日で大した予定も無く、のんびりとしていた。

外は晴れ、と言うわけで絶好の遊び日和だ。




「ねぇ!外の公園で遊ばない!?」

「それいいアイデアだね!じゃあ、高杉も行こうよ!」

「あァ?俺はいい。」

「なんで?」

「…めんどくせぇ。」

「よし!じゃあレッツゴー!」

「俺は行かねェって言ってんだろ。」

「強制的にー。ねー?」

「ねー?」

「姉ちゃんも行こうよ!」

「…私はいい。三人で遊んで来い。」

「えー、でもー。」

「しばらく遊んでないじゃん!」

「断る。最近寝不足なんだ。寝かせてくれ。」

「んー、仕方ないなぁ。ほら!行くよ!」

「イエーイ!」

「チッ。」

「傘、持っていけ。」

「晴れてるじゃん!」

「いいから、持っていけ。」




ルカが自室に行った後、三人は玄関で話していた。




「外、晴れてるからいいよね?」

「あたりまえじゃん!邪魔だし。」

「いいのか?」

「いいのいいの!」

「天気予報、晴れだったし。」

「……。」




そして、三人は公園へと行った。

現在時刻12:30。

昼食は摂った後だった。
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