ThreeR
[世界]、ア=ネクト=ドゥト。
[創世神]、エイチ。
[破壊神]、其れ。
物語は三題の長い時を経て何を見、何を残すのか。
物語は繰り返す。
輪廻の業を、
………
創世神エイチはとある双子を創った。それは世界であり、カミだった。兄はア=ネクト=ドゥトといった。弟はハコといった。
兄は世界で、弟はカミだった。
ハコは其れを創った。
其れは姿形、そして本当の名前すらもわからぬ存在でしかない。ただ圧倒的かつ絶対的な力を持っている。
いるかいないかもわからぬ存在だ。しかし、ただならぬ恐怖を感じずにはいられない。
其れは世界を脅かすものだ。
聖典ヴェーダはこれを憂い其れを箱庭に閉じ込めた。
そしてハコを白紙の奥義書に封印した。
白紙の奥義書の行方は知れない。知っているのはヴェーダのみ。
テイ=フエールでさえも知らぬのだ。
………
遥か昔の神話は未だ我々に根付き、図書館への畏敬をより一層なものにする。
テイ=フエール著 『西の龍が眠るわけ』より抜粋
RegH
ものがたりの、はじまり。
↓
RING
真実、語る。
↓
Rois
「君のいない世界なんて」
同時進行で執筆中。
いつ完結するんだろうね。
最終更新日 2013/05/07