小説未満

□大好きだよ
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「むぅ〜じゃぁ…
好きって言える様に滑舌良くしてやる!」
『えっ?』

 


無理矢理、口のなかに指が入れられて
舌をひっ張られた

『がはっ』
唾液が口元から垂れて
口の中が渇いてむせ返りそうになる


「…ベジータ可愛い…ハァ
…ねぇ?好きって言えそう?」

舌をひっ張られたこの状態で声なんか出せるか!!

『ぁッ』
呼吸もうまく出来なくなって
涙目でカカロットを
睨みつけたが
逆効果…

「いやらしい顔で見つめんなよ…ハァ」
背中に硬くなったカカロットが主張してくる

『カ…』

我慢できなかたのか
舌をつまんでいた指の代わりに
熱っぽい湿り気のあるカカロットの舌が
絡みついてきた…

『はっ…ハァん……くる…し』

「気持ちいいの…ハァ間違えだろ?ベジータ…」

『んんっ…や』

やっと渇いた喉がカカロットの唾液で
潤い始めた頃には

ヤツのいいようにされてる事に気づいた






『カカロ…ット』
「ハァ…どした?やっと言えそう?」

『…き…』
「え?何…聞こえない…」

『…すき』

「ほれ…ちゃんと言わねぇとしてやんねぇぞ!」

『あっ…擦ら…あぁ////』

カカロットのゴツゴツした手に握られて
親指で先っぽを擦られた


「ここ…ぐりぐりしたらベジータ
どうなっちゃうんだっけ?」

え?
『ぁあ!イヤ〜ぁ////ダメ!!』

こんなに嫌なヤツなのに
大好きだなんて…


 
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