小説未満

□心配なんだよ…
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『ね…じゃ ないだ…ろ!!
カカロット!!いい加減に離れろ…』

「嫌だね…」
「そんな物欲しそうな顔して
うろつかれっと、オラ心配だ!」

『なっ?!貴様!!オレはそんな顔…』

朝から
ベジータの様子がおかしいと思ってたら
お昼すぎには
「して欲しい!」って
ハッキリ顔に書いてあんだもんな…

しかも…自覚してないから
タチがわりぃ…

「ちょっと黙って…ベジータ」
『…ん』

優しくキスしたあと

可愛い唇に指を這わせたら
熱い吐息が漏れた…

『カカ…』
その指をベジータがそっと舐めた…
「…苦しかったら…
素直にシテって言えばいいのに…」

『…ぁ』
指に舐める舌が絡み付く


「おぃ!ベジータ…
聞いてんのか?」
『……』

今にもこぼれ落ちそうな潤んだ瞳が…
指を舐めながら…オラを見てる…

なんてイヤラシイ顔すんだよ…

『…ちゅ…して?カカ…』

可愛いおねだり…

ベジータのスイッチが
入っちまたみたいだ…

「オラ以外の奴に
そんな可愛い顔すんなよ…頼むから」


…本当に心配なんだ…
オラだけ見てて…
ベジータ…
 
 
 
 
 
 
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