星の花畑
□A happy new year
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「アルテミス!!あと２時間で年が明けるわよ!!」
美奈が炬燵の中で丸くなってる俺を炬燵から引きずり出してテレビを俺に見せながら行った
ちょうど､紅白歌合戦の後半が始まるところだ
「はぁ…今年も私は素敵な彼氏と初日の出を見る事が出来なかったな…」
「おばさんくさ…」
美奈の変な夢に俺が呟くと
「なんですってぇ!?」
なんていいながら俺の頬をつねる
「あんたなんか､ルナと一緒に行けばいいじゃない!!」
美奈の言葉を聞いて､ルナと初日の出を見に行く約束を思い出した俺は美奈に外に出してくれるよう頼んだ
すると美奈は優しく俺を抱き上げて
「車に気をつけてね」
とだけ言うと､外に放してくれた
急いでうさぎの家に向かう
猫の声が真っ暗な夜道に鳴り響く
ルナは黒い姿をして居るから見落とさないように慎重に歩く
うさぎの家に着くと､縁側のガラスをノックした
カーテンから漏れる明かりが眩しく光るとき､俺の目の前にダイアナがいた
同時に後ろにいたちびうさが窓を開ける
「父上様､母上様はお出かけになられましたよ？」
「え？出かけた？」
「うん､なんだか大切な人と初日の出を見に行くんだって」
「は!?場所は？」
「知らないです」
ダイアナにきっぱりと言われ､アルテミスはまた慌てて走っていった
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