【World of Destruction】

□終幕
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後日談
【新たな物語の胎動】


ルフィーナ、セティ、アルトリア

三人の物語はこれで幕を閉じる

しかし…

この物語にはまだ続きがある

「あ、そうそう。親戚から手紙預かっててさ」

「!この手紙…」
「まさか…」

輝から手渡された手紙はこの世界で使われている文字ではなかった

何も知らない人から見れば、大昔に使われていたような記号や文字の羅列にしか見えないだろう

だが、二人にはその文字がとても懐かしかった

「ふわぁー、じゃ、風呂入ってくるよー」

【オウガ、ディレクスお姉ちゃんへ】

「…皇牙…」

【二人と別れた後、私は英雄と呼ばれ、世界の行く末を見守る役目を与えられたわ。不老不死みたいなものね】

【私の話よりも…実の息子はこちら側に送るなら、事前に連絡して欲しかったわ】

「そうだな。まだ一人だけ調べなかった親戚がいたな」

【彼もあなた達と同じ、フェルステッド家の因縁に巻き込まれたけど、この手紙を読んでるなら、無事にそちら側に着いたようね】

「血は争えんか」

【言いたいことは山ほどあるけど、帰ってきた息子の心配をしなさい。私はこっちで元気にしてるから】

「ありがとう…セティ…ヒカルを助けてくれて」

【P.S】

「ん?」
「あら?」

【その内、私の孫でもあり、ヒカルの婚約者がそちらに行くから、世話をよろしくね。あぁ、ヒカルから問題児って言われるかもしれないけど】

【ちゃんとその部分を更正させるから心配なく】

「「はい!?」」

その手紙に記された不可解な文

それを理解するのは、もう少し先の話だった…
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