白黒あわあわ
□子供じゃない!
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確かに恋する気持ちなんて分かんないし、意味なんて分かんない。無自覚の意味が一番分かんないけど。
でもさ、人生で一番も恋をしたことがないんだもん!そりゃ分かんないよ!
恋音痴、無自覚、アホ、バカ、おっさん等々…。
言われて来た沢山の言葉たち。それがどんなにどれだけ悔しいか…。きっと私は負けず嫌いなんだろう。
つまりは『恋』が分かればいいんだ。
って言う訳で皆に聞いてみよう!
「って、言われてもねぇ…」
『八千代さんも店長に恋してるって聞きましたし!ズバリどんな気持ちで?』
「私は杏子さんに一生尽くしたいって思うわ!見ててドキドキするしかっこいいし…」
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「はぁ…。恋ですか…」
お次は小鳥遊くんに聞いてみた。
「(ろくに仕事もしないで、また面倒臭い事に興味を持って…)」
『小鳥遊くんにとって恋ってどんなの?』
「すいません…、俺は分からないです」
『でもちっこい女の子とか犬とか好きなんでしょ?』
「それは恋じゃありません!(まるで恋を理解していない…!)」
聞いたところ好きから恋が生まれるらしい。"好き"って気持ちだけじゃ恋じゃないのかな?
頭に?を浮かべる私に、「いいから仕事して下さい」と小鳥遊くんに追い返された。
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「えっ、恋!?」
次の取材者はまひる。まひるは顔を真っ赤にして焦ってる様子に見えた。
『恋が分かんなくて、それが悔しいから皆に聞いてみてるのー』
「恋、かぁ…。良く分かんないけど、もっと仲良くなりたいって思う事かな…?」
頬っぺたを赤く染めて、優しく笑うまひる。…それが可愛く見えて仕方なかった。まひる可愛い!ってそんな場合じゃないや。
『…まひる、恋してるの?』
「なっ…!ししししてないよっ!!?」
『いだいっ!!?』
何か頬っぺた叩かれた!痛い!(かなりまひるに謝られました)
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