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白黒あわあわ

□ファーストネーム
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   4品目!

    ファーストネーム





いらっしゃいませ!

これでも私はホール担当のwaitress、ウエイトレスなのです!あんまり出勤しませんが!(サボり)



「おい、愛恵里。13卓にこれ持っていけ」

カウンターから差し出されたのは、佐藤さん特性!お客さんの料理。


『えー何で私がー』

「お前の仕事だからだ。いいから行け」

『仕方ないなー』


珍しく料理を受け取りお客さんのもとに届ける。面倒くさい…けど私って偉い子!





--------------**





「ねぇ佐藤くん」

「仕事しろ」

「そんな事より、何?今の」

「今のって、何だ」

「どうして佐藤くんが、真城さんを呼び捨てにしてるの?」


どうやら今のやり取りを見ていたらしい相馬。胡散臭い笑顔で佐藤に問いかけた。



「勝手だろ」

「佐藤くんだけズルい!」

「いいから仕事しろ」

「用事できちゃったから無理ー」



そう言ってルンルンでキッチンを後にする相馬。

その姿を見てため息を溢す佐藤。



「(うぜぇ…。相馬も愛恵里もうぜぇ)」








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「山田の事、甘やかして下さい!」

『えー』

「それとも山田の姉になってくれますか?」

『えー。もー妹分みたいなもんらしねぇー』

「もれなく相馬さんが兄についてきますけど」

『あーやっぱイヤー』



休憩室で、半分寝かけている意識が遠い私に必死で話かけてくる葵。また姉になって欲しいという要求だ。いいから寝させてほしいー。


「何で嫌なんですか!?」

『相馬さんが兄だと、色々と大変そうらからー』

「そんな事ないよー、真城さん」


閉じていた目をうっすら開けると、そこには相馬さんが立っていた。



「相馬さん!山田の兄として、相馬さんからも説得して下さい!」

「あ、そういえば山田さん。種島さんが探してたよ」

「え、じゃあ山田行ってきます!」


葵はパタパタと走っていった。葵が行ったのを見送って、私に胡散臭い笑顔を見せる相馬さん。


もう嫌、眠たい。









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