桜、ひらひら…と

□リクオとつららの未来
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「ん…、ねむい…」


奴良組の縁側で見慣れない少女が一人ゴロンとしている。

ウトウトとし始めるとどこからか聞きなれた足音が聞こえてくる。


「あー!もーうっ!」


そしてその足音は少女の前で止まった。


「莉冬(りふゆ)ー!起きなさい!こんなところで寝るからこないだも風邪を引いたんじゃない!!」

「おかーさん、うるさーい」

「うるさいじゃない。お母さんは心配して…」

「うるさーい!うるさーい!」
●●
耳を両手で塞いでゴロゴロと縁側で駄々をこねる、莉冬。

そこにもう一人の足音が聞こえてきた。
その足音につららは目を輝かせた。


「こら、いけないだろ?莉冬」

「いけなくないもん」

「つらら、こっちおいで」

「は、はいぃー!」


つららはリクオの腕の中に入る。

それをジト目で見ている二人の子供の莉冬。


「もういいや。りふゆ、ひいじいちゃんトコにいってくる」

ドタバタと音を立てて廊下を走って行く小さな背中の我が子を見てリクオとつららはお互いに目を合わせてクスリと笑った。


――――……


「――という夢を見たんです」

「ふ〜ん、つららと、ボクが?」

「はい。びっくりしましたよー」


リクオはつららの膝から顔を上げて、


「それ、正夢になるといいね」


リクオがそうニッコリとまだ幼げの残る笑顔で笑うとつららも少し驚いた表情を見せた後にリクオと同じくニッコリと笑った。

近い未来になるのもそう遠くではない。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

リクつら、どうだったでしょーか。

まあ…はい、ノリで書いたモンだったので自信は無いに等しいです。

続編も書こうか書かないか迷っているところです。

次は長編?短編?……迷うーーーー!


まあ、頑張りますので、リクオ共々よろしくお願い致します。
 

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