短編

□嫉妬
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敦子視点


みなみ「にゃんにゃーん暇やー」

イラっ

みなみ「まりこさまーなにしてんのー?」

イラっイラっ

さっきからみなみはたらし爆発中だ
普通ににゃんにゃんに抱きつくし、まりこにも…


久しぶりに会えたのに
私にはおはようの一言


むかつく


みなみに近づき、笑いながら言ってやった


敦子「私、みなみのこと嫌いみたい」

一気に凍りついた楽屋
それだけ言い残して楽屋から
出ていった

みなみ視点

敦子「私、みなみのこと嫌いみたい」


へっ?


それだけ言い残して敦子は
出ていってしまった


陽「あーあ、あっちゃん怒っちゃった 本当に鈍感だねたかみなは」

確かに高橋は鈍感ですが、
怒られるようなことしたか?
(鈍感)

陽「普通さー、自分の彼氏が他の女に抱きついたりしたら怒るでしょー!いくら、メンバーでも!」

あっ、そうか!
なるほど


陽「とにかく早く追いかけて謝ったほうがいいね、うん」


言われた通り、急いで敦子を
追いかけた

敦子視点


最悪…
みなみには思ってないこと
言っちゃったし
楽屋の雰囲気は絶対悪くなっちゃったし…

本当に最悪だ…

敦子「ハァ…」

でもさ、私悪くないよね
だってさ、どう考えてもみなみが
悪いじゃんか

彼女の目の前で、イチャイチャしてさ…
あー、なんか涙でてきた


みなみ「敦子!」


振り向くと息を切らして近づいてくるみなみ
やば、私泣いてる

走り出したがみなみに
腕を掴まれ抱きしめられた


みなみ「ごめん…」


敦子「なにが?」


みなみ「敦子がいるのに、にゃんにゃんとかに抱きついたりしたから…」

敦子「だからなに?私みなみのこと嫌いだし、どうでもいいから」

なにいってんだろ私

敦子「だから、別れよ?」


涙が止まらない


みなみ「嫌だ!」


みなみの抱きしめる腕が
強くなった


みなみ「わがままだってこともわかってるよ!でも、一番は敦子なんだ…」



みなみ「本当にごめん…」



敦子「じゃあさ、キスしてよ今すぐ」


みなみ「キス!?ここで!?」


敦子「できないの?」

無理もない、ここはスタジオの
廊下だ
いつ誰に見られるかもわからない


敦子「へたれのみなみには無理か…」



みなみの腕を振り払い、歩きだそうとした瞬間、目の前が
真っ暗になった



チュッ



みなみ「高橋、へたれだしいつも敦子のこと困らせてばっかりだけどちゃんと愛してるから」


真っ直ぐな瞳で私だけを
見つめている


敦子「私も、嫌いじゃないよ…みなみのこと大好きだよ?あんなこといってごめん…」


泣きながら喋る私に
みなみはまたキスをした



大丈夫だよ
私はもうみなみ無しでは
生きられないから

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