那月編 ――――今号もST☆RISHの素顔に迫っていきたいと思います。 毎回こうして同席させてもらってるんですけど、本当みんなかっこよくて、仲が良くて、見ていて楽しいですねぇ。 「ありがとうございます。やっぱり学園時代から一緒ですし、お互いのことそれなりにわかってるので仲はいいですね。 まぁ、未だ学生気分が抜けてないだけなのかもしれませんが」 ――――いえいえ、みなさん若いのにしっかりプロ意識持たれてますよ。 「そう言って頂けると……。ではっ、第四回目のメンバーを言っちゃいますね」 ――――言っちゃってください。 「今回はST☆RISHの星の王子様、知的に素敵なギャップ萌え四ノ宮那月くんです」 「ふふふ、星の王子様ですかぁ。王子ってところ、翔ちゃんとおんなじですね。嬉しいなぁ」 「ギャップ萌えというのは……?」 「ギャップがあるということは、意外性を感じて頂いてるということなので嬉しく思いますよ?」 「なるほど。でもどんな那月くんもすべて那月くんですもんね」 「はい」 ――――お二人の呼び方を教えてください。 「那月くんです。それから、なっちゃんって呼ぶとすごく嬉しそうにするのでたまになっちゃんとも呼ばせてもらってます」 「はい、あなたにそう呼ばれるとすごーく嬉しくなります。僕はですねぇ、サクちゃんとお呼びしています。 朔夜って名前もすごく素敵なんですけど、初めて名前を教えて頂いた時にピン! ときちゃいました。この子は『サクちゃん』だって」 「ふふ。お友達でそう呼んだのは那月くんが初めてですよ」 「そういえば、林檎せんせぇもサクちゃん、って呼んでましたね」 「那月くんも先生呼びが抜けきらないんですね、ふふふ」 ――――那月くんも朔夜くんもどちらかといえば、おとなしいイメージがあるんですが、お二人で遊んだりするんですか? 「しますよぉ。サクちゃんとはよく星を見に行ったり、お買い物に行ったり、翔ちゃんで一緒に遊んだり…」 「那月くん、そこ違う。『で』じゃなくて『と』じゃないんですか?」 「え? 間違ってないですよ? 翔ちゃんで遊ぶのはすっごーーーく楽しいんです! 反応がとっても可愛らしいのでいつもいつもぎゅーーってしちゃうんです。あ、もちろんサクちゃんも可愛いですよ(ぎゅ)」 「…ありがとうございます。……翔くん…可哀相に……。僕はちなみに翔くん『で』遊ばないですよ、翔くん『と』は遊びますけど…」 ――――いい関係ですねぇ。 「え……そうなんですか…」 ――――那月くんはちっちゃいくてカワイイものが大好きなんですよね? 「はい! ちっちゃくなくても可愛いものはたーくさんありますけど、とにかく可愛いものが大好きです!」 「翔くんみたいな」 「そうですね、翔ちゃんはそれらの代表格です。 くるくる変わる表情、飛んだり跳ねたりすんごく可愛いですよねぇ。はぁ、思い出したらぎゅーってしたくなっちゃった」 「手がワキワキしてますよ、那月くん。……僕が代わりにぎゅーってされますから我慢してください」 「我慢だなんてそんなことないですっ。サクちゃんをぎゅーってさせてもらえるならこれほど幸せなことはありません。(ぎゅーーー) ああ、やっぱりサクちゃんは柔らかくていい匂い。もうずっと放したくないです」 「これじゃお仕事出来ないので、とりあえず今はこれくらいで抑えてください」 「わぁ、それってお仕事終わったらずっと抱きしめてていいってことですよね?」 「んー、生活に支障がないくらいでお願いします」 ――――そういえば、前に音也くんが言ってたケーキの話…あれって。 「なんのことですかぁ?」 「この間の林檎さんの誕生日の時のケーキの話です」 「ああ! あれはすごぉーく楽しかったですねぇ。 でも折角林檎せんせぇのために用意したケーキだったのに、驚かせようと思って先に花火に火をつけちゃったのは間違いでした。 ケーキ、なくなっちゃいましたし」 「いえ、別の意味では十分に驚いてたと思いますよ……。主賓が離れてたのが幸いでした。被害は僕達だけで済んだので」 「ローソクの代わりに花火なんて、綺麗だし可愛いと思ったんですけどねぇ」 「発想は間違ってないと思います……。ただ、内部に花火を仕掛けるのは違うんじゃないかと………」 ――――おっとりした雰囲気なのに、結構スリリングな生活っぽいですね。 「普段は冷静なトキヤくんや真斗くんでも、那月くんがキッチンに立つと途端に慌て始めますよ」 「トキヤくんも真斗くんも、とっても親切に僕にお料理の作り方を教えてくださるんです。 だから、教えて頂いたものをさらにアレンジを加えてお返ししてるんですよぉ」 「たまに二人が真っ青な顔をしているのは、それが原因だったんですね……」 ――――盛り上がってるところなんですが、そろそろ最後になります。お互いにコメントをどうぞ。 「那月くんの歌、僕大好きなんです。力強く情熱的。でも繊細で優しい。まるで那月くんそのものですよね。 聞いていると心を激しく揺さぶられて熱いものが込上げてきます。 那月くんが経験したこと、感じたこと、すべてが歌に込められてて、そのすべてを歌だけで表現出来る高い歌唱力と感受性は憧れます」 「ふふ、サクちゃんに褒められるとなんだか照れてしまいます。 僕だってサクちゃんの歌はもちろんですけど、いつでも僕のありのままを見てくれて、悩んでも、落ち込んでも、燻っててもいつも傍で温かい手を差し伸べてくれる、そんなサクちゃんが僕は大好きなんです。だから歌にもめいっぱい心を込めて歌うことが出来るんですよ?」 「那月くんの言葉は嘘がないですから聞いていて幸せな気持ちになれますね」 ――――では那月くん、次のメンバーに一言お願いします。 「はい。あ、こないだ教えていただいた『カレイの煮付け』の美味しい食べ方を見つけたんです。 近いうちに持って行きますから食べてみてくださいね?」 「………(胃薬……持っていってあげよう。効くかどうかわかんないけど…)」 ――――今回も楽しいお話、ありがとうございました。 「お疲れ様でした。読者の方も喜んでくれるといいんですが……」 「ありがとうございましたぁ。サクちゃん、すっかりこのお仕事慣れたみたいで良かったですね」 「はい、おかげさまで。最後まで頑張りますよ」 「さ、サクちゃん」 「え、うわっ」 「お仕事終わったんですから、ぎゅーってさせてください」 「しょうがないですねぇ。でもいつまでもここにいるとスタッフの方の迷惑にもなりますし、着替えもしないと」 「じゃあ、楽屋までだっこしてあげますねぇ。これならずーっと一緒です」 「とてつもなく恥ずかしいんですが、まぁ那月くんですしね……」 さらに引き続きシリーズ拍手第6弾。那月ver. 本編であまり絡んでないせいか、イマイチ? その代わり翔ちゃんがいじられてます。 可哀相な方向で←何気にひどいこと言ってます、なっちゃん。 こうゆうノリの那月は書きやすくて、結構好きだったりします。 |