翔編 ――――はい、三回目となりましたがどうですか朔夜くん。 「だいぶ慣れてきました。といっても僕はただ喋ってるだけなのでこんなんでいいのか正直謎です」 ――――大丈夫です。むしろいるだけでもいいです。(目の保養…) 「ありがとうございます。それでは今回のメンバーを紹介させて頂きますね。 第三回目はST☆RISHの未来のケン王(になれたらいいね)、翔ちゃん王子こと来栖翔くんです」 「翔ちゃん王子はやめろ!! ってかまさかそれ、ファンの間で……」 「定着してるみたいですよ」 「那月のヤロー…!!」 ――――翔くんはケン王大好きなんでしたっけ? 「おう! あの生き様、男として惚れるよなっ。ケン王もそうだけど、演じてた日向先生に憧れてこの世界を目指したんだよ。 昔助けてもらったことがあって、その時から俺の目標!」 「翔くん、学園は卒業したんですから日向『先生』ではもうないですよ」 「あー…」 ――――翔くんにとっては目標となる『師』ということで先生でも問題ないかと。さてさて、では恒例のお互いの呼び方を教えてください。 「朔夜、だな」 「翔くんです。あ、たまーに翔ちゃんとも呼びますね。那月くんがいつも呼んでるからなんだかうつってしまって」 「マジ勘弁してくれ。男に『ちゃん』付けとかないだろ」 「僕も『サクちゃん』って呼ばれてますけど」 「…お前はいーんだよ、合ってるから」 「むぅ、翔くんだって合ってるじゃないですか」 「頼む、察してくれ!」 ――――いつもとても元気な翔くんですが、休みの日とかはどんな感じですか? 「最近、ありがたいことに結構忙しくてまともな休みって取れてないですね、そういえば」 「んだなっ。でもそうだな、ショッピングが好きだから暇があれば買い物行ったりしてるかなぁ。ほとんどひやかしだけど。 服とかってさ、見てるだけでなんか想像が膨らむっつーかなんつーか」 「翔くんはお洒落さんですもんねー」 「へへ、まぁな! あとは音也とかとサッカーしたりしてる。これは学生時代から変わんねーな」 「あ、そういえば。前回のゲストの音也くんが、今度サッカーしようって言ってました」 「……あいつ、昨日会った時はんなこと、ひとっっことも言ってなかったぜ?」 ――――このインタビュー用のコメントだったので黙っていたとか……。 「「それはない(ですね)」」 ――――そうですか………。 ――――音也くんとも仲良しみたいですが、那月くんとも仲が良いですよね? 「あれは仲が良いっつーか……。ほんとカンベンして欲しいんだよな、 那月の抱きつき癖。力とかハンパなくつえーから痛くてしゃーねーし」 「そうなんですか? 僕もよくぎゅーってされますけど普通でしたよ?」 「いや…それは……お前だからだろ…」 「僕だとなんでなんです?」 「それはっ、だな……」 ――――朔夜くんは細いから力入れると折れちゃいそうですもんね。 「そっ、そうだよ、それそれ! 那月の馬鹿力なんかで抱きつかれたら朔夜なんてポキッだ。(ナイス、インタビュアー)」 「うーん、そんなにひ弱そうに見えますかね僕」 「お前はそれでいーんだよ」 ――――『姫』ですからねぇ。 「またその話題ですか……はぁ」 ――――お互いの印象ってどんな感じですか? 初めて会った時でもいいですし、今思ってることでもいいです。 「こいつにさ、入学初日にすげー曲聞かされたんだよ。 んですぐ『こいつと友達になりたい!』とか、当時の俺は恥ずかしげもなく思っちゃったんだよなぁ」 「すごく嬉しかったですよ。おかげで本来ならライバル関係になるはずの翔くん達と、それは楽しく学園生活送れました」 「って具合にさ、こいつって歌ウマイ、顔イイって本来ならちょっと調子にのってもよさげなんだけど全然嫌味がなくってさ。 核心ズバーッと突いてきたりするくせにそれが嫌じゃねーの。きっと誰に対しても公平だからなんだろうな」 「えーっと、自分のこと言われてる気がしません……。翔くんはですね、最初っから『王子』でしたねー」 「それはもういいって!!」 「あはは。すごく元気で、弟さんがいるからかな? 面倒見がいいんですよ。見た目は可愛い感じなんですけど、」 「カワイイ言うなっ!」 「まぁまぁ。……感じなんですけど、一本しっかりとした筋が通っててこれぞ男の子! って思いましたね。 レンくんとの掛け合いにはよく笑わされましたけど」 「掛け合いじゃねーしっ。レンが絡んでくるだけだ(お前と話してると特にな)」 ――――さて、ではそろそろ最後の恒例、お互いにコメントお願いします。 「いつも翔くんには気付かされるんです。大事なことを飾らない言葉でちゃんと伝えてくれる。いつでも真摯な気持ちで答えてくれるんです。 みんなもね、実は翔くんに一目置いてるんですよ。翔くんはうちのムードメーカーなんです。弱音を吐かないその姿勢にはいつも勇気付けられます。 でも疲れて倒れてしまう前に、頼ってくださいね。誰にも弱いとこを見せたくないって言うなら、せめて僕の前くらいでも」 「俺は倒れねーよ。でも、ありがとな。もしどーしてもヤバイ時は朔夜のとこ、行かせてもらう。 朔夜はさ、ちょっとぽやーってしてるとこあるけど、なんだかんだ言って俺達まとめてんのお前なんだよ。 お前がいるから、俺は、……俺達はこうして一緒にやっていけるんだと思う。だから、さ。お前の曲も、歌も、お前自身も、俺は…好きだ」 「僕も、翔くんのことも、歌も大好きですよ」 「朔夜……」 「もちろんみんなのことも好きですけど」 「やっぱりか……」 ――――友情! って感じですねぇ。では次回のメンバーに一言。 「ん? ああ、はい。ってこいつかよ……。あー、むやみに触れるな、抱きつくな! 以上!!」 ――――お二人とも、今日はどうもありがとうございました。 「ありがとうございました。これで折り返しですね、残りも頑張ります」 「おつかれっした! 頑張れよー朔夜っ」 「なぁ、ちょっと買い物付き合ってくんね?」 「あ、いいですよー。何買うんですか?」 「新しい帽子! ちょっと迷ってんのがあってさ。見立てて欲しいんだ」 「わかりました、僕のセンスでいいのか不安ですが。あ、そうだ。レンくんならお洒落だしいいアドバイスくれそうですよね。 ちょっと連絡してきます!(パタパタパタ)」 「あっ、ちょっっ、待てっ……!! …行っちまった。………がぁ! どこまでも俺の邪魔をする気か、レンっ!!!」(←やつ当たり) 引き続きシリーズで書かせてもらいました拍手第5弾、翔くんver. 甘くしようと思ったのに全然甘くならない罠。そしてレンに邪魔される翔ちゃん……カワユス。 翔ちゃんはいいとこに持ってっても誰かしらに邪魔をされるイメージがある。 例を挙げるならレンとか那月とかレンとか(ry |