音也編 ――――はい、今回もよろしくお願いしますね朔夜くん。 「はい、こちらこそよろしくお願いします」 ――――では早速紹介を。 「第二回目はST☆RISHの元気印、天然色気爆発の一十木音也くんです」 「うっわー、何それ。前回も言ってたけどそれもファンの子が?」 「らしいですね。天然色気ってなんですかね?」 「さぁ、なんだろうねー?」 ――――今回はあれですね、突っ込みがいないというか……。 「どちらかというと僕、突っ込み派なんですが」 ――――ああ…この類の話題だけは天然でしたっけね……。 「??」 「よしよし」 ――――さて、まずは前回も聞きましたがお互いの呼び方は? 「朔夜!」 「音也くんですね」 「ほんとは音也って呼び捨てて欲しいんだけど、呼んでくれないんだよね」 「たまに呼んでるからいいじゃないですか」 「俺はいっつも呼んで欲しい!」 「気が向いたら頑張ります」 ――――音也くんから見た朔夜くんはどんな感じですか? 「綺麗、カワイイ、歌がうまい! あ、あとトキヤの機嫌直すのがうまいなぁと思うかな」 「?? トキヤくんはいつも優しいですよ?」 「そーゆーとこ、天然だよね。そんな朔夜も大好きだけどさっ」 「はぁ、ありがとうございます?」 ――――じゃあ、朔夜くんの『姫ポジ』については? 「んー、しっかりしてそうに見えて結構危なっかしいところとかあるんだよね。だから他のメンバーもなんだか放っておけないんだと思う。 外に出掛けてもさ、ちょっと目を離した隙にナンパとかされてたりするんだよ! 危ないから俺の傍から離れちゃだめだよ」 「いや、ナンパじゃなくってただ道を聞かれてたりするだけですから」 「はいはい(本人無自覚なのがヤバイんだよね。そんなとこもちょーカワイイんだけどさ)」 「というか、『姫ポジ』確定なんですか?(納得がいかない……そういうのは春歌ちゃんが適任なのに)」 ――――公認ですし。 「いつからっ!?」 ――――それでは反対に朔夜くんから見た音也くんとは? 「(軽くスルーされてる)……えっと、純粋で真っ直ぐで歌うことを誰よりも楽しんでて、一緒にいると元気になる人です。翔くんも見てると元気になるけど、音也くんのはなんというか……うーん、伝染する感じ、ですかね」 「なんだよー、なんか病原菌みたいじゃんそれ」 「いや、いい意味でですよ。人から人へ元気を分ける、落ち込んでても音也くんの明るさでこっちまで浮上するというか。『楽しい、幸せ!』っていう気持ちがうつるんですよね」 「ありがとう朔夜。キミにそう言ってもらえると俺、すごく嬉しい(キラキラ)」 ――――天然色気ですね。 「ああ、なるほどこれが……」 ――――天然口説きとも言えそうですが。 「ふむふむ(勉強になるなぁ)」 ――――そんな仲の良い兄弟のようなお二人ですが、やっぱりメンバー内でも一番仲がいいんですか? 「音也くんはあれだよね、那月くん、真斗くん、翔くんと一緒にいることが多いよね」 「そうだねー。元クラスメイトってのがあって那月やマサとかとはしょっちゅう遊びに行くし、仕事が重なることも多いね。 翔とは時間が合えば一緒にダンスレッスンしてるかな。でもさ、やっぱり一緒にいたいって思うのは朔夜だよ(みんなに邪魔されるけど)」 「僕もみんなとずっと一緒にやっていきたいと思ってます」 「みんな……って。しかもなんかズレてるし」 ――――同年代の男の子達が集まるとにぎやかそうですね。 「住んでる寮も一緒だし、スケジュールが空いてれば誰かの家に遊びに行くのもしょっちゅうですね」 「そそ、誕生日とかみんなで祝ったりね! こないだなんか……」 「ああ、那月くんが何故かケーキに花火仕込んでて飛び散りましたね。後片付けが大変でした……」 「ローソクのかわりに花火を使いたいっていうから任せたんだけど、出てきたケーキのどこにも花火なんてなくって。『それじゃぁ、点火しますねぇ』って那月がどっかに火つけたんだよね。そしたらボンッて!!」 「みーんなケーキまみれでしたよね」 ――――楽しそうですねぇ。 「いや、楽しいというか……まぁ大笑いはしましたが」 「トキヤなんて青筋立てて那月に説教してたよっ」 ――――さてでは最後になりますがお互いに何かコメントなど。 「んー、音也くんに関しては前にも言っちゃったんですけど、見てるだけでほんと元気になります。いっつもキラキラ輝いてて心の底から歌うことを楽しんでて。 僕も同じく楽しんで歌ってますので一緒に歌えて幸せです。何よりも誰に対しても真っ直ぐな気持ちを伝えるこ とを怖れない音也くんは素敵だと思います。 ずっとその気持ち変わらず持ち続けていてくださいね?」 「……なんかすっげー感動するんだけど。朔夜にそんな風に思ってもらってたなんて、俺それだけでこれからも頑張れるよっ。 俺もさ、朔夜から歌を楽しむ気持ち、愛しむ気持ちが伝わってくるから自分で感じてる以上に、もっともーっと歌が好きになるんだ。 だから、これからもずっと朔夜といたい。朔夜と一緒に歌いたい、ずっと……傍で」 「ありがとうございます、音也くん」 ――――音也くんは次のメンバーにも一言いただけますか? 「うんっ、次は誰だっけ……お、なーんだ。んーと、そうだ、また学園のグランド借りてサッカーしに行こう!」 「音也くん、それはメールでも電話でも、まして昨日会った時にでも言えた言葉じゃないですか……」 ――――音也くんらしいですね。では二人共長時間ありがとうございました。 「お疲れ様でした。次もよろしくお願いします」 「ありがとうございましたっ。朔夜もお疲れっ!」 「……もう今日の仕事終わり?」 「あ、はい。今日はこれで全部ですね」 「そっか。…なら久々にご飯でも食べにいこーよ、二人で」 「あ、ちょっと待ってください…………みんなからメールが入ってました。音也くんみんなも誘っていいですか?」 「ああ、うん…そうだね………はぁ」 拍手第4弾、前回のシリーズで。 毎回何かしら甘い部分を入れようと思ったんですが、微妙な感じに。やはり私がトキヤ好きだからなのか…。 でも、音也くんは好きなことを隠さず伝える人ですから書きやすかったかな? その割には朔夜ちゃんに気付いてもらえず、報われてませんが……。 |