過去Log置き場

□シャイニング事務所発行会報誌 / 『Shining World』
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トキヤ編










――――この号から始まる新企画! ファンの皆からの「もっと知りたい!」という要望にお答えして、うちの事務所期待のアイドルグ
ループ『ST☆RISH』のメンバーと質問対談をしていきたいと思います。

僭越ながらも私がインタビュアーを勤めさせていただくんですが、それでは味気ないでST☆RISHの『姫』と呼ばれています秋朔夜くんが一緒に毎回メンバーの一人とみんなの知らない素顔に迫ってくれます。

「…『姫』って……え!? そんなこと初めて言われましたけど!!」

――――ファンの間ではそう言われてるみたいですよ。

「僕が姫…。なんでだ……(女の子っぽい素振りでもしちゃったのかな!? もしやバレてる!!?)」

――――所謂『姫ポジ』ってやつですね! かっこカワイイ朔夜くんにぴったりだと思います。

「はぁ……そうですか…」


――――なんだが落ち込んじゃってるみたいですが、気を取り直して早速始めましょうか。

「ああ、はい。よろしくお願いします。では、第一回は我等がST☆RISH一の実力者、クールビューティ、一ノ瀬トキヤくんがお相手です」

「何ですか、その恥ずかしい謳い文句は」

「えーっと、これもファンの子に使われているものを採用させていただきました。いいじゃないですか、合ってますよ?」

「……………………」


――――まずはお二人はお互いのことを何と呼び合ってるんですか?

「僕はトキヤくんですかね〜。たまに呼び捨てもありますけど。これはどのメンバーにもそうですね」

「私は朔夜、と」


――――そういえばお二人の口調はとても丁寧ですよね? いつもこんな感じですか?

「朔夜は普段はもう少しくだけてますよ。気付いたんですが、貴方のそれは緊張を緩和させたり照れを隠したりするときのクセなんでしょう?」

「!! いや、まぁ……。そゆ時はその方が喋りやすいんです…。よく気付きましたねトキヤくん……」

「どれだけあなたの傍にいると思ってるんですか」

「デビュー前から、というか学園時代からずっと一緒でしたしねぇ」

「……(そういう意味ではないのですが)」


――――ということは、今も朔夜くんは緊張をしているということなんですかね。

「緊張、というよりはただのクセになってますね。人前では大抵こうなんです。
初対面では敬語を使うでしょう? そこから親しくなって、でもどこで言葉を崩していいかタイミングがわからないんですよね……」

「朔夜を見習わせたいメンバーが何人かいますね。しかし同年代にはもっとくだけてもいいと思いますが?」

「トキヤくんには言われたくないです……」


――――ハハ。さて、クールビューティと言われるトキヤさんですが実際のところ、常にこんな感じなんですか?

「んー、そうですねぇ。トキヤくんはあまりおおっぴらに感情をおもてに表す方ではありませんが、誰よりもメンバーのことを考えてくれる
とても優しい方ですよ。しかも結構反応可愛かったりすることもあります」

「な…っ。私の、どこが可愛い……と?」

「レンくんに弄られてる時とか。素直に感情を出す時のトキヤくんは年相応に見えて可愛いです」

「…………はぁ」


――――メンバーの皆さんはみんな仲が良いと思いますけど、特に仲が良い方はいらっしゃいます?

「仲がいいかはわかりませんが、一緒にいて落ち着くのは朔夜ですかね」

――――それは何故?

「常識人だからです。他のメンバーはどこかついていけないところがあるので。そういう意味では聖川さんもですが。
朔夜はその点、私と考え方も似てますし、まぁ少し天然なところもありますが見ていると癒されます」

「天然……ですか? 自分ではそうは思いませんけど」

「あなたはそれでいいんですよ」

(ここでトキヤさんが微笑んで朔夜さんの頭を撫でたんですが、皆さんにこの光景をお見せできないのが残念です!)

――――姫ですね……。

「ええ。癒しの存在は、守らなくてはこちらの平穏が壊れますから、当然でしょう?」

「?」

――――いやはや、見ているだけでドキドキしちゃいます。こういうところも人気の後押しをしているんでしょうね。

「????」

「わからなくていいんですよ」

「うーん」


――――では最後にお互いに何かコメントと、トキヤさんは次回のメンバーに向けても一言お願いします。

「トキヤくんはいろいろ尊敬出来るところが多くて、僕も見習わなくっちゃと思います。いつも相談にのってももらってますし。
トキヤくんの方からも頼ってもらえるような存在になりたいですね」

「いるだけで安心し、心安らぐ存在というのはなかなか得難いものですが、私にとって朔夜がそれです。
なので、もう十分あなたを頼っているんですよ。いつまでもそのままのあなたでいてください」

――――ちょっと『彼女』へ向けての発言みたいになってますが大丈夫ですか?トキヤさん。

「そういう風に捉えられるのは不本意ですね。
心通じ合える仲間を持てるというのは幸せなことでしょう? 私は朔夜からそれを教わった。それを感謝したいだけです(まぁ、そちらも狙ってますが)」

「嬉しいですねぇ(にこにこ)」

――――次回メンバーに向けては?

「次は……ああ、そうですね。朔夜に迷惑を掛けないように。人の話を良く聞くこと、ですかね」

「なんだかお母さん発言です、トキヤくん……」


――――お二人ともありがとうございました。朔夜くんは次号もよろしくね。

「はい、頑張ります。というか何もしてませんが……」

「お疲れ様でした。朔夜、(いろいろと不安ですが)頑張ってくださいね?」

「はい!!」











拍手第3弾は雑誌の対談企画風。

自分の中でプリンス達がどのように朔夜ちゃんのことを考えてるのか、というのをまとめるためでもあった…。

でも結局わからなかった!←

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