主
□七夕
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今日は七夕。
僕と夕は短冊をつけに近所の神社
に来ていた。
「なぁ、お前は短冊になんて書い
たんだ?」
「夕こそ」
「う・・・」
「くくくw」
「笑うな!」
そんな会話をしながら僕たちは長
い階段を上っていった。
「っと!ついたぜ!」
「ながかったねー」
神社にはすでに人がいっぱいいて
皆、それぞれの竹に短冊をつけて
いた。
「夕どこにつける?」
「そうだな・・・そこはどうだ?
」
夕が指差した竹はあんまり人もい
ないところだった。まぁ、こんで
るよりましかもしれない。
「そうだね」
「おう」
僕たちはその竹にそれぞれの短冊
をつるした。
「で、なにかいたんだ?」
「秘密だよ」
「じゃあ俺も秘密!」
僕はその時いいことを考えた
「ねぇねぇ」
「なんだ?」
「僕たちが二十歳になったら教え
あおうよ!」
「おお!いいじゃん!そうしようぜ!
」
「うん」
僕たちは七夕の夜こんな約束をした。
二十歳になるのが楽しみだ。