□誰よりも特別で、落ち着く場所
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人に抱き付くのは好きだ。
その人の温もりを、直に感じることが出来るから。
それが、好きな人であれば尚更。

りっちゃん。
澪ちゃん。
ムギちゃん。
あずにゃん。
憂。

皆大好き。
でも、ライクは越えない。ラブなのは、一人だけだから。

「和ちゃーん」

なんて、我ながらだれきってるだろう顔をしながら、いつもの如くに真正面から抱き付くと、溜め息を付きながらも、貴女は私を受け入れてくれる。

「しょうがないわね」

そんな言葉の中に、優しさが含まれていることも、私は知ってる。
現に、腕はちゃっかり後ろに回されているし。

「えへへ」

だから、頬は緩みっぱなしな訳で。絶対だらしないだろう顔を、恥ずかしくて胸に埋めた。

トクン、トクンって、聴こえる心音も。
伝わる温もりも、彼女自身の匂いも全部。
誰よりも特別で、何よりも安心出来る大切な存在。

「大好き」

ポツリと呟くと、知ってるって、全てを見透かしたように。それでも、嬉しそうに返された。


End
























あとがき
拍手用のつもりの駄文だったので、ものっそい短いですf^_^;
二人がなんだかんだで互いに甘え合ってたら、良いのにってノリで出来上がりました(^_^;)

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