君に届け★夢
□プロローグ
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「・・・・おーーーい・・・・花〜?・・・・・・・・・花!!!」
「ぎゃっ!!」
急に誰かに名前をよばれた。
私は一体なにしてたんだろ・・?
今は昼休み。もしかしたらうたた寝しちゃってたのかも。
夏休みもあけてしばらくたった、9月。今日はとてもいい日和だ。
丁度いい気温に窓からは心地よい爽やかな秋の風。太陽も明るく窓の外を照らし、教室に光が差し込む。木は淡くオレンジ色に染まりかけていた。
そして北幌高校のグラウンドにはとんぼがチラチラと飛んでいる。
「あは!おっはよーーー花!寝顔もめっちゃ可愛かったよーー!」
「わっあやめ!私もしや寝てた?」
と、私が言うとあやめは後ろから私に抱きついてきた
「うん♪ばりばり。というかいつも寝てるよね」
「う・・・確かに・・・というかあやめ苦しい、苦しいよー・・・モガッ!」
私がしゃべっていると、口になにかサクサクしたものをいきなりつっこまれた。
「モガモガモガー・・・あ、うまい」
「でっしょ?さっき購買でかってきたんだー近道がうまいっていってたから、買って来たの。」
ん?近道?
・・・・あ