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□How sweet
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はぁ。
はぁ、はぁ。
互いの荒い息が部屋中に広がる。
気だるさを持ちつつも秘部はまだ結合していた。
「アルヴィス君…あのね、」
先に口を開いたのはファントムの方だった。
アルヴィスに身体を重ね乗りかかっている状態なので、その声はアルヴィスの耳によく響く。
同時にファントムは少し体位を変えようと動いた。
…のだが。
「…ぁ!待て!ぁ、う、動くなぁ…!!」
まだアルヴィスの中に自身が収まるのをファントムは知らない。
アルヴィスの荒声に視線を落とすファントム。
目線の先には自らが今だにアルヴィスと繋がっている光景があった。
射精後だというのに少し動くだけで悶えるアルヴィスを見て、ファントムはあることを考えついた。
「ね、アルヴィス君。“好き”って言って?」
・・・・・・は!!!?
「ばっ!バカかお前は!」
「ボクにそんな事言ってもいいの?」
そういうとファントムは小刻みに身体を揺すった。
それは自身を堕とす為の罠だというのを、アルヴィスが知るのはほんの後のこと。
「んっ、ぁ…やめっ、」
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