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□どしゃぶり雨の夜
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こんな雨の夜は、君と遊ぶのに最適。
どしゃぶり雨の夜
「ん、ぁあ…!…ぁ…は…ぁ」
狭い室内に響く官能的な声。
厚い窓ガラスの向こうからは、雨がノイズのように途切れることなく降り続いている。
ファントムは面白そうに自分の下に組み敷いている少年を見つめた。
ファントムのそれと少年の秘部は結合し、少し揺するだけで少年の口からは僅かな母音が吐き出される。
「…ぁ、あ…」
「ね、アルヴィス君…気持ちいい?」
アルヴィスは名前を呼ばれた事でピクリと肩を動かしたが、それに答えることはない。
快楽に埋もれる今のアルヴィスは何も成す術がないのだ。
しかし、ファントムはそれをけして許しはしなかった。
「ちゃんと答えなよ…。じゃないと…」
そう告げると同時にファントムはアルヴィスから自らを引き抜き出した。
少しづつ、消えていくファントムの感覚。
アルヴィスはそれに素早く反応し、顔を一層青ざめさせた。
「ゃ…ッ、抜か…な…で…!」
快楽に溺れきっているアルヴィス。
行為が始められてから既に15分という時間が経過していた。