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□キスミー
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見つめ合って、
頬に手を添えて、
ゆっくりと顔が近づいてきて、
重なる。
息が出来なくて、
顔を歪めるんだけど
わざと口付けを深くして、
溺れるような苦しさに
気を失いそうになりながら、
ああ、お前に酔わされているんだなって、
自覚させられる。
「アルヴィス君は、
どこにキスされるのが好き?」
その答えで今後のお前の行動が
左右されるんだろう。
バレバレだよ。
「手。」
と言ったはずなのに、
お前は再び唇へ。
撫でられるような触れ合いから、
絡まるような口付けへ。
これじゃあ会話もままないのに、
満たされてしまう。
こんな事、
望んでなんていないのに。
「…ん、とむ」
「だいすき、アルヴィス君」
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もっとらぶらぶしてくれ(笑)
2007.11.17 落書き日記より。