君ノ記憶
□手合わせ
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一旦部屋に戻された三人は、今まで空気状態だった永倉に手合わせをやると報告された。※ちなみに、深雪は斎藤の小姓決定。
「じゃあ、このまま道場に来てくれ」
「「あーーーい」」
ーーーーー
ーーー
「きたか」
「はぁーい、歳三ちゃん」
「今すぐ斬り捨てるぞ」
土方の鋭い眼光が炸裂した!
「で、私と椎菜は誰と手合わせすればいいの?」
「佐並は総司、夢岡は斎藤だ」
「だってー椎菜。どっちから始める?」
「じゃああたしで」
椎菜はよっと木刀を持つと、軽く一振りした。
「始め!!!!」
「椎菜ーーー!頑張れー!」
「おk」
「随分と余裕だな」
挑発する斎藤。
「ははー。そうだって言ったらどうする?」
「ならば、その余裕をなくさせてやる……ッ」
斎藤の居合いが##NAME3##に襲いかかるが………。
「……遅い」
「何!?」
「一君の居合いが防がれた!?」
「おー、すげー」
「防いじゃったよあの子」
「へいへい一君。もっと頑張らないと椎菜には勝てないよー?」
「………」
ブンッ
「怖ッ!?斎藤さん怖っ!?でもかっこいい♡」
「うげ、深雪きも」
「ストレートに言わないでくれる!?恋する乙女なだけよ!わたしは!」
「お前が乙女とかあたしは認めない」
「ほらー。椎菜にも言われてんじゃん」
あはー、暇なのか深雪をからかって遊ぶ憂菜。
勝負の行方はまだわからない。
「このままじゃ埒があかねー」
椎菜が言った。
そして斎藤から離れると、なんと木刀を投げ捨てた!
「「「「え!?」」」」
「あ、ヤバし」
「ちょっと、まさか………」
「あたしの力、見せてあげる……
レッツ☆シューティング!」
そういうなり椎菜は左手に黒い穴を出現させ、手を突っ込む。
出てきたのは………。
「あたしが特別に改造したこの2丁拳銃、とくと喰らうがいい!あ、中身は水だから安心してね」
「「「「「えぇぇえぇえええ!!?」」」」
「あちゃー……やっぱしー」
「まぁ、予想はしてたよねー。椎菜だもん」
ビューーーーーッ!
椎菜が水鉄砲から発射した水をぎりぎりでよける斎藤。
「な、なんなんだ、あの面妖な武器は………。
それにさっきの黒い穴は一体………」
「うーん、それはねー「ねー土方。あたしもう戦うの飽きたー」………だって土方♡」
「呼び捨てにすんじゃあねぇ!」
土方が吠えた。