小ネタ置場

□ONEPIECE:124隊長ズネタ
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「マルコの胸の刺青って、何で色変わるんだ?」

そう尋ねたのは、エースだった。
エースの問いに、サッチは何も言わずに弟を見る。

「‥‥え?」
「いや、だから、何でマルコの胸のマークって色変わんのって」

はあ?と訝しげな顔をしてサッチは手に持っていた酒を一気に煽った。
だってさー、とエースは手に持っていた骨付き肉をくるくる回す。

「こないだまで、マルコの胸のマーク青だったんだよ」
「ふんふん」
「んで、一週間前に、急に赤に変わったんだよな」
「あー‥‥そういえばそうだっけ?」
「んで今のマルコの胸のマーク見てよ」

そう言われてサッチはエースが指差す先を振り返る。
振り返った先には、一番隊の隊員と上機嫌に酒を交わしているマルコの姿。
滅多に見れないマルコの楽しそうな笑顔も気になったが、サッチはマルコの胸に視線を落とす。

「‥‥青だな」
「な?青だろ?」

あれってどーなってんだ?!とエースは頭を抱えた。
確かに、刺青の色が変わるなんて普通はない話ではないだろうか。
いや、自分たちの知らないところで刺青の技術が向上し、好きなときに好きな色に変えれるようになっているのかもしれない。

「実はペンキで描いてたりして」
「おまっ‥‥それはねえだろ‥‥」

エースがぼそっと呟いた言葉に、サッチは一瞬マルコが自分の胸にペンキを塗りたくっている姿を想像して噴き出しそうになった。
しかし割と本気で言っていたらしいエースは不機嫌そうに頬を膨らませる。

「じゃあサッチは何でだと思うんだよ」
「え?おれは‥‥」

正直マルコの刺青の色なんて興味ねえ、と言おうと思ってやめた。
マルコの刺青の色自体に興味はないが、色が変わる原因は知りたい。
うーんとサッチは腕を組んで考え込む。
エースも同じようにうーんと考え込んで、
そしてはっと同時に顔を上げる。

「「‥‥シール?」」

そう言えば最近刺青風のシールが流行っているとナースたちが話していた気がする。
二人は揃って同じ言葉を呟いて、黙りこむ。
オーダーメイドで作らせた白ひげのマークのタトゥーシールを、自分の胸に貼るマルコ。

「‥‥っ」

二人は同時に甲板に突っ伏すと拳を激しく甲板に叩きつけた。
何事かと隊員たちが二人の様子に目を丸くしたが、関わりたくないのか通り過ぎていく。

「おまっ!そりゃねーよ!」
「ねーよ!マルコに限ってそりゃねーよ!!」
「おれが何だって?」

涙を流しながら爆笑して声を上げる二人に、聞き慣れた声がかかった。
振り返った先には気味悪いものを見るような顔のマルコの姿。

「何だよてめえその顔は」
「おれの顔は元からこんなだよい」
「何だその気味の悪いものを見る顔は」
「実際今気味の悪いものを見たからねい」

お前らを、と視線だけで吐き捨てるマルコ。
その胸の誇りは、確かに青色だ。

「で?おれが何だって?」

首を傾げながらマルコはもう一度同じ言葉を繰り返す。
サッチとエースは一度顔を見合わせると、エースがマルコの胸を指差した。

「マルコの刺青って、何で色変わんの?」

ストレートに聞いたエースに、はっきりすぎるだろとサッチは一瞬思った。
が、別に邪な気持ちを抱いての質問でもなかったので、まあいいかと一人完結して立っているマルコを見上げる。
マルコは一瞬キョトンとした顔をして、自分の胸を見下ろした。

「昨日まで赤だっただろ?」
「ああ、これかい」

エースの言葉にマルコはやっと合点がいったように声を上げる。
自分の胸を見下ろす顔を上げて、甲板に座っている二人を見下ろした。

「製作者側のミスだよい」
「「何の話?」」


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アニメの316話では赤だったマルコの刺青が461話以降から青になっている件について。
316話では赤なのにエースの回想では青なマルコ氏の誇り。
どうなってんのあれ?ペンキ?シール?製作者側のミス?
つーかペンキっておれ‥‥!w
この部屋はくだらないネタばっか増えるな!w
何かアニメの初期マルコの輪郭がナスビに見えrrrrr(ry


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