書斎

□僕らの5日間戦争
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chapter0-8
「雫's house」

場所はとある2階建ての一軒家。
玲:お邪魔しまーす。
雫母:はーい、いらっしゃーい。
翔:良い家ですね。羨ましい限りですよ。
雫母:あら、お上手ね。本当にあなた高校生かしら?(苦笑)
雫:一応高校生。
雫母:今日はみんなで何しにきたのかな?
玲:ちょっとイカれたGMをぶっ潰しに。
雫母:はい?(苦笑)
雫:ああ、母さん気にしないで(苦笑)
翔:うーわー、声そっくり(苦笑)
雫母:よく言われますよ(苦笑)
玲:雫のお母さん、キーキー声が聞こえても気にしないで下さい。
雫:余計なことは言わないで(苦笑)
雫母:あなた、本当に大丈夫?
翔:ご心配なく、お母様。
娘さんは手厚く看護しますので。

雫母:あれ?あなたまさか英人君?
雫:彼はこんなヌボっとしてない!(笑)
英人は前に一緒に食事したでしょ?
翔:玲、僕そんなにヌボっとしてる?(苦笑)
玲:うん、してると思う。
翔:最近ほんとオブラート包まないよね……(遠い目)

一同は2階に上がり、私の部屋に上がり込む。
玲は何度か連れてきたことはあるけど、翔は初めてだった。
翔:綺麗に整頓されてるね。誰かさんの家とは大違い。
玲:我が家は物が多いだけです(←言い訳)
雫:あまり物を引っ張り出さないから散らからないの。
玲:あれ?パソコン起動してるけど?
雫:臨場感を出すため、某生物災害ゲームのサントラ買っちゃいました。
曲を流してプレイしましょ。
もちろん、カーテン閉めて薄暗くして。
翔:薄暗くしたらキャラクターシート見えないでしょ(笑)
玲:だから自宅に招きたいって言ってたのか(笑)

現在時刻朝8:12分。
土曜という条件に適合する場所が私の家しかなかったのと同時に、ネット上で配信している某生物災害のサントラをダウンロード出来たため、我が家に玲達を招くことになった。

玲→フロール:で今流れてるのは何の曲?
雫→GM:セーブポイントの曲です。
なんか落ち着くでしょ。
翔→ブラウン:音楽流しながらセッションなんて初めてだよ(笑)
GM:水戸さんは携帯で落とした曲をよくセッション中に流すらしいんですよ。
それを参考にしてみました。
遠くの雫母:雫ー、朝ご飯どうすんのー?
それにお友達はー?
フロール:どうする?
GM:母さんは調理師の資格持ってますから、本格的ですよ?
ブラウン:じゃあ頂こうかな。
フロール:まだ何も食べてなかったし、ご好意に甘えて。
GM:あはは……どうぞどうぞ。
(少しは遠慮してよね……)

厚顔無恥っぷりを発揮する玲カップル。
額に青筋を浮かべ、にっこりと微笑む私。
………セッション中、発狂させたる。
そのためにいろんな恐怖シーンを作ってきたんだから。
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