書斎
□僕らの競争社会
3ページ/150ページ
Chapter0ー2
「人物紹介」
・NJD
「12月の悪夢」の異名を持つ国際的テロ組織。
現在、ルドルフ領のコンドロフスク市のオンボロアパートをアジトにしている。
ギルドメンバーはたったの4人だが、創設からかなりの時間が経っており、
現NJDのギルドマスターは2代目。
金と銃とてめえのメンツに重点をおいた犯罪的強さを持ちながらも、
世界を救うことも世界を滅ぼすこともしない。
気に入らない自称悪の組織(笑)に悪夢という名の粛清を行い、
ついでに金品をかっさらうのが主な仕事内容。
義賊でもなんでもない。
関係者からその仕事ぶりや匿名性から依頼を持ち掛けられることもしばし。
・ギルドマスター
黒崎 灯
十代後半にして国際的テロ組織NJDの2代目ギルドマスター。
銃と弱いものいぢめをこよなく愛し、正義に鉄槌を下すワイルドメン。
興奮すると放送禁止用語を乱発するほど口が悪い。
切れ長のカミソリのような目つきは全く人を寄せ付けようともしない。
性格は非常に凶悪で残忍。
仲間をマグマ溜まりに落とすようなゲス野郎。
でも何故かみんなから愛されている。
・サディスティックソーサラー
DS
凶悪なまでのサディスティックぶりに、
クズ野郎灯ですら一目置いてしまう。
宮廷魔術師級の古代魔法、特に攻撃魔法に特化している。
そのため、DSが本気を出した暁には大都市がいくつ消滅するのかわからない。
常に飄々としていて、抜け目ない。
灯についでの皮肉屋で、かなりシビアなブラックユーモアの持ち主。
一応、DSにとって灯は恩人らしい。
・驚異的な軽さ(存在的な意味で)を誇るギルド内のヒロイン
カーヴ
エセチャイナ語を話す、身長1m未満の小人娘。
その存在感の薄さから、NJDのギルドメンバーは3人ではないかと風の噂が立っている。
驚異の大食らいで、買い込んだ食材は大抵カーヴが平らげてしまう。
実は優秀な治療師で、独立開業してもおかしくないほどの実力。
免許皆伝の技。
一説には「〜アル」は気を引くためにわざと喋っているとも。
NJDの中では割とまともな存在。
出目以外は。
・不屈のクレーマー
レナード=シード
一番新しいNJDのギルドメンバー。
線のスラッとした、美麗で大人びてクールな容姿に、
不釣り合いなほどのクレーマー体質。
口を開けば文句ばかり。
文句を言うばかりで自分からあまり行動をするわけではなく、責任を擦り付けられると途端に情けなくなる。
何かの組織に追われていて、身を隠すためにNJDに拾われたのだとか。
ギルド屈指の高火力。
召喚術による殲滅能力は、数値上ではDSの魔力を越える潜在能力を秘めている。
が、ヘタレな性格が災いして実力でDSに勝ったことは一度もない。
通称、ヘタレナード。
・キャロル=レイド
推定10代後半のブロンドのウェーブヘアーがトレードマークな女性。
今シナリオでは灯達のナビゲーターに配属する。
・ハモンド
40代後半の白髪混じりの白人男性。
今シナリオのクライアント。
とある一流企業の個人情報の回収を灯達NJDに依頼する。
・ジャストン=ブランジャール
見た目30代の百戦錬磨の傭兵、男。
プライドよりも結果を求める合理的主義な性格。
ハモンドに一流企業に潜入する灯達のサポート役として依頼され、NJDに同行していたのだが……。
・ムスティスラフ=ザカエフ
ルドルフ領内に分布する複数の裏カジノを経営するオーナーであり、
市内に潜伏している反政府軍らの首謀者である疑惑のかけられている、ちょび髭が印象的な50代男性。
独裁主義で、野心が強く残忍かつ狡猾。
NJDの手にした、デモンズゲートを開く最後の鍵、
コードFを執拗に追い求める。