夢も希望もありゃしない

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『ねむ…夕飯まで寝よぅ……zzz』



重力に従ってまぶたを閉じると意識はあっという間に3000マイルくらい向こうに飛んでった(3000マイルって、どのくらいか知らないけど)








『…zzz』

<或兎…>
『……zzz』

<或兎…>
『…あと100時間…』

<或兎く〜ん…(焦)>
『(あぁ、もう、うるさいなぁ…)』

<いや、そこは起きてくれないと話が進まないんだって‼;;>
『あぁ!もう、仕方ないなぁ。お前のせいで目、覚めたじゃん』

<あ、なんかごめんなさい?>
『分かればよろしい』

<(なんで俺が誤ってるんだろ?)>
『(ジロ)』

<何でもないです>
『ていうか…ここどこ。そして僕は誰と話しての?こそこそしないで姿見せろ。バーカ』


「バカ!?俺一応神様なんだけど」
『うん。で、ここどこ。見事に真っ白だけど。10文字以内で答えよ!』

「(あ、見事にスルー;;)え?は?あ、空間の歪…、みたいな?」
『はい、文字数オーバー。残念でした。また来週挑戦してくださーい。
ていうか、頭の痛い子ですか?空間の歪、って。ププ。救急車でも呼びますか』

「いや、ホント一瞬黙ってください」
『え〜。まぁ、いいや。…で?』

「実はお前をちょっとした手違いでこの世界に連れてきちゃったんだよ」
『バカなの?で?帰れるんだよね?』

「それは無理★」
『はぁ?無理じゃないし。ていうかそれって死んだってこと?』


「ちょっと違うけど限りなくそれに近いかな?」
『いやいやいや、確かに楽しい世界じゃなかったけど別に17でサヨウナラする予定はないよ』
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