企画小説

□Beautiful was cursed by herselfe.
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とある国にふたごのお姫さまと王子さまがうまれました。王さまとお妃さまはたいへんよろこびました。

しかし、国中のけんじゃは国にふこうをふらすものとしてお姫さまをころそうとしました。

そこで、王さまとお妃さまはとあることをきめました。



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ファブレ家の自室で少年は泣いていた。

「なんでアッシュといっしょじゃダメなんだよ!」

少年の名はルーク。この国の第一王位継承者だ。そしてアッシュとは彼の双子の弟なのだが、住まいは同じだがバラバラに育てられていた。この状況が嫌で、ルークはいつも泣くのだ。弟と共にあってはいけないのかと。
ルークをたしなめ、慰めるのはいつも彼の乳母だった。

「ルーク様。いくら兄弟だとしても、継承の順位が違えばそれは他人。安易に同じく過ごすことなど出来ないのです」
「でも、おれたちはふたごで、どっちが兄上だとかなんてない」
「あるのです。双子にも産まれた差が。大丈夫です。ルーク様がアッシュ様を想っていることは周知のこと。離れていようと仲を違えることはありません」

こくりと頷き、ルークは涙を拭った。目には決意。そんな彼に乳母も微笑む。

「おれ、がんばる。アッシュの誇れる兄上であるように」
「そう、その調子です」




だが、


『ナタリアが、婚約者?』

『ええ、ルーク。よろしくいたしますわ』

『お前は第一王位継承者だからな』

時は流れ、


『第一王位継承者なら、婚約者は変えちゃいけないのか!?(このままじゃ二人が)』

『そんな我が儘が通じると思ってやがるのか?』


彼はその時を迎えた…




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