ナルト

□我愛羅の調査報告書
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午前5時46分、起床。

第三の目で夢牢羅を見ている我愛羅。
大事な風影日課任務です。


.+女心と秋の空+.


午前6時0分、朝風呂。

「あと少しで危険なもの見て大人の階段とやらをのぼれるところだっ…「おい、我愛羅。何を言っているんだ。」


テマリの声でハッと我にかえる。
そうだった、夢牢羅のところにいるのは第三の目であって、俺自身ではないんだった。

少し残念のような気もしたが、テマリにボコられなくてすんだので、よしとする我愛羅。


「我愛羅!おはよー。」
「おはよう。…午前7時12分、再会っと、」
「ん?なんか言った?」
「いや、何も。」


「そういえば、今日は夢牢羅は木の葉に行くんだったよな?部下は誰だ?」
「今日は1人で行くの。そんなに危険じゃないしね。一週間後くらいには戻ってくるかな?」
「そうなのか。1人で大丈夫か?」
「余裕余裕!あたしだってすごいんだからね!新しい武器もあるし!」


そういって、髪の毛についているかんざしを指差す。
何本もごちゃごちゃとついているが、むしろきれいに見える。


「そういえば、それはどうやって使うんだ?」
そう聞くと嬉しそうに、良くぞ聞いてくれた!と胸をそらす。


「このかんざしは、カン兄からいらなくなった人形をもらって、その木を削ってつくったの。」
「じゃあ、丈夫だな。」
「それからね、このチャームがこの武器の要で、このチャームによっていろんな術がだせるの!」
「たとえば?」
「たとえば、このミニひょうたんの中には我愛羅の砂が入っていて、それをあたしがコントロールして攻撃したりできるの!
それからこっちのミニ扇子は、チャクラで膨らませて大きくして、テマ姉みたいに風を使って戦うんだ!」


「俺とテマリの技を…では、カンクロウのもあるのか?」
「もちろん!カン兄のは、このかんざしなんだけど、これ、毒針しかけてあんの!カン兄の部屋からちょっといただいてきたんだけど…。」
「ほう、いいこときいたじゃん。どおりで日に日に減ってるわけだ。」

そういって部屋に入ってきたカンクロウ。

「げっ、カン兄…いつからそこに!?」
「ついさっきだ。欲しいなら欲しいって言えばいいじゃん?」
「え!くれるの!?じゃあじゃあ、いっちばんすんごい、あの猛毒のやつちょうだ「それは嫌じゃん。」
「…けちぃ。」


「夢牢羅、そろそろ出発したほうがいいんじゃないのか?」
「わゎ!もうこんな時間!!行ってきまーす!!」
「あ!おみやげに、甘栗よろしくな!!」

午前8時38分、別れ。
風のように去っていった夢牢羅を追うべく、我愛羅はまた第三の目を開眼させた。

続く…。
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