最遊記

□愛されgirl
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「蒼空…また寝てる」





悟空と悟浄の間で眠る蒼空。






悟空が大地の生命エネルギーから生まれた
異端児・斉天大聖なら…

蒼空は大空の生命エネルギーから生まれた
異端児・通風大聖でした。




蒼空は悟空が初めて金鈷が外れて
暴れたとき…自由になったらしく…




その後、彷徨って悟浄の家(八戒が見つけた)に現れ、それからずっと一緒にいる。










「蒼空ちゃんはどこでも寝れるんだな」






「色気、眠気、食い気…だな」







「何?それ俺らのこと?…三蔵サマ?」







「他に誰がいる」







「…ほんと、ぴったりじゃないですか」





そんな会話をしていると…蒼空は眉間にしわを寄せて…目を覚ました。




「ん…」







「あ、蒼空…おはよ」




悟空が声をかけると蒼空は
軽く伸びをしてふわっと笑った。










「蒼空ちゃん、目覚めのキスしてあげよっか?」



悟浄が蒼空の顎に手を添えて蒼空を見つめる。






「だぁーっ!!!何してんだよ、エロ河童!!」


悟空は蒼空の口を両手で押さえて、蒼空の唇を護った。






「悟浄」



八戒は顔が見えなくてもわかるくらい
黒いオーラを放っていた。







カチャッ



三蔵は悟浄に銃口を向ける。







「冗談だっつーのっ!!」





焦ってそう言う悟浄。










「はははっ…悟浄おはよ。」



そんな彼に、
ちゃんと挨拶する蒼空。




蒼空は

恋愛とか、好きだとか
全然知らないらしく…

そう言うことは全然知らない。










「……あっ!!街じゃない?あれ!!」



のんきに
立ち上がり
先の方を指差す。





「蒼空危ねーって!!」



悟空は慌てて蒼空の手を握る。







「大丈夫だよ?」



すっと座って悟空に視線を合わせる蒼空。





「大丈夫じゃねーって!!」






「そうですよ 道が悪いですから…気をつけて下さいね」




2人にいわれて渋々…



「…はぁい」



と返事をする。








「にしてもでかい街だなー」



悟浄が、だいぶん見えてきた街を見て言う。






「あ、太鼓の音するよっ」







「これって太鼓の音なのか?」




蒼空と悟空には聞こえているらしく…2人で話している。






「…あー…俺らにはまったく聴こえねーわ」






「…祭でもやってるんだろ」








「「祭っ!!」」




三蔵のその言葉に
蒼空と悟空は目を輝かせる。















この街で…
楽しい1日の始まりです!!!!


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