☆DORACO★DREAM☆
□ぼくはマルフォイだぞ!(ギャグ)
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「なんだその謝り方は。お前のせいでローブが汚れたぞ。気をつけて歩けよ!」
するとゆっくり彼女は振り向いた…
と思ったらこちらにずかずか歩いて来た。
『だからっ謝ったじゃん!?!?何様だよ』
思いっきりマルフォイを睨みつける。
そんな彼女の態度に、マルフォイは驚いた。
『やだやだこれだから外国は…』
そうしてまた去ろうとする女。
「ちょっ、お前!」
急いで呼び止めるマルフォイ。
彼女の背中に向かって叫ぶ。
「なんだその態度は!?ぼくはマルフォイだぞ!ドラコ・マルフォイ!自分の立場をわきまえろ、憎きグリフィンドールの女が!」
そこまで言うと、
彼女はゆーーーーーっくり振り向く、そして、
『はああああああああい???』
と大声で聞き返した。いかにも、はああ??という顔で。声で。首のかしげ方も。
マルフォイはその顔を歪ませた。
女はまたゆーーーーっくりとマルフォイに近づき(ガンつけながら)ぴたりと目の前で止まった。
知らずマルフォイはあとずさる。
『へええ。きみ、どら…、マル…なんとかっていうんだーふうん。誰それ』
「しっ、知らない…のか!?マルフォイだ!ぼくの父は魔法省に勤めていて、代々純血の誇り高き一族、」
『ボクだって代々マグルの血を受けつぐ家族だぞ!魔法なんて知らないぞ!ボクが初めての魔女だぞ!父は会社員だぞ!!!』
「………」
あぜんと立ち尽くすマルフォイ、クラッブ、ゴイル、周りの観衆。
決して自慢じゃない、ていうかもはや自分をけなしているような(マグル生まれだし)台詞に、マルフォイはしだいにニヤニヤしだした。
「マグル生まれだって?両親どっちもか?これはこれは、グレンジャーよりも穢れてる奴がいたとはねぇ!なら知らないわけだ、気高きマルフォイ家を」
クラッブとゴイルがくすくす笑い出した。
「なんでこんなとこに来た?場違いじゃないのか?お前みたいな奴がいると空気が汚れる。さっさとママの元に帰るんだな、穢れた、マグルのーーーー」
『っせハゲこらァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!』
どん!!!!!!!!
「ぶっ」