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□甘さは控え目?
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電車には、二人っきり。
広い車内でくっついてくる翡翠色の少女。
都心部の中を通るその電車にしては
珍しい出来事。
「フラン?」
「…ハイー?センパイー?」
思わず名前を呼ぶと、きょとんとした表情でこっちを見返して来た。
あ、ヤベェ。
…今の腰にクル…。
「?どーしたんですかー??」
「んー、ただ、フランが公共の施設でくっついてくるなんて珍しいなって」
「………偶には甘えたいときもあります…ー///」
顔を真っ赤にしてそんな可愛い事を言うから、たまらずフランの薄桃色の唇を奪ってやった。
「…ん、んー!!…ふぇっ…」
「ししっ、可愛い♪」
「………変態」
「その変態から離れないオマエも、だろ??」
そう言うと、もっと強く抱きついてくるから。
「何?今日犯されたいワケ?」
と耳元で囁くと
こくん、と朱色に染まった顔が頷いた。

甘さは控え目?

(糖分100%!!)

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